真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.16 06:45

武豊「やる気問題」でリスグラシューに暗雲!? JRA・G1「ワースト2」の20年間未勝利……ダービー最多勝利騎手が「オークスを勝てない」理由
編集部

毎年「オークスでこそ」という馬が1頭や2頭はいるものだが、今年の代表格は間違いなく桜花賞(G1)で2着したリスグラシュー(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)だろう。
2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトと同じハーツクライ産駒。主な勝ち鞍はオークスと同じ東京で行われたアルテミスS(G3)。ここ3戦、世代トップクラスの力を示しているもののあと一歩勝ち切れない面は、如何にも「距離が伸びてこそ」と感じさせる逸材だ。
ヌーヴォレコルトがチューリップ賞(G3)2着、桜花賞(G1)3着から、オークスでついに戴冠の時を迎えたように、この馬も樫の舞台で本領発揮となるのだろうか。3歳牝馬の頂上決戦を前に、評価はうなぎ上りの状況となっている。
その原動力となっているのが、主戦の武豊騎手の存在だ。
特に前走の桜花賞では、ここ2戦で完敗を喫していたソウルスターリングをマークする積極的な競馬を展開。エンジンの掛かりが遅いため勝負所で突き放される欠点を最小限に留めると、最後は脚が上がった最大のライバルを捉えてゴール。勝ったレーヌミノルには半馬身届かなかったものの、見事なリベンジを果たしている。
そして迎える府中の2400mにおいて本馬のアドバンテージは大きく、両者の立場は限りなく拮抗することだろう。リスグラシューにとっては、ソウルスターリングに引導を渡すためのまたとない舞台となるはずだ。
あとはもう、この春のG1戦線で大暴れしている武豊騎手の手腕にすべてを託せば、結果はついてくる……と述べたいところだが、今回に限り実は、不安は「武豊騎手」にある。次ページの表をご覧いただきたい。
PICK UP
Ranking
5:30更新「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客