大本命リバティアイランドも侮れない!? フローラS「波乱の立役者」ゴールデンハインド×菅原明良の“魅惑の逃げ”に要注意

春の東京開催開幕週に行われたフローラS(G2)は、7番人気の伏兵だったゴールデンハインド(牝3歳、美浦・武市康男厩舎)が勝利し、リバティアイランドの一強ムードのオークス(G1)に挑戦状を叩きつけた。
桜花賞組ではリバティアイランドが抜けた存在であるだけに、別路線組の代表格に躍り出た本馬は今後注目を集めそうだ。
まさに圧巻の競馬だった。フローラSが行われた東京競馬場は、開幕週ながら差しが決まる馬場。逃げ馬には非常に厳しい状況であった。
それだけにゴールデンハインドの逃げ切りは価値が高く、鞍上の菅原明良騎手も「手応えが抜群で、残り200mでもまだ反応していました」と称賛。管理する武市調教師も「今週は逃げ馬が残っていなかったから『どうか』と思ったけど、正確なペースで乗ってくれたのが良かった」と人馬を称えたように、不利な馬場の中での会心の逃げ切りだった。
ゴールデンハインドが力のある馬であることを示すデータは、差し馬場での逃げ切り勝利だけではない。
勝ち時計の1:58.9は、ウインマリリンが2020年に記録したレースレコードに0.2秒差の好時計。そのウインマリリンがオークスで2着。21年のフローラSで3着だったユーバーレーベンがオークスを制するなど、時計の速いフローラSはオークスと直結しやすい。
また、オークスに進んだゴールドシップ産駒はこれまでに3頭いるが、そのうちの2頭が馬券(3着以内)になるなど、相性はすこぶる良い。特に21年に勝利したユーバーレーベンがフローラS・3着から、ウインマイティーも忘れな草賞(L)勝利からの参戦と、主要な前哨戦で結果を残したゴールドシップ産駒の信頼度は抜群だ。
女王リバティアイランドの牙城は高いかもしれないが、逃げ馬であるゴールデンハインドにとって、後方の馬にマークが集中するのは願ってもないこと。今回のフローラSでも7番人気の伏兵だっただけに、本番でまだ軽視されるようなら若手のホープ菅原明騎手との“魅惑の逃げ”が再び炸裂するかもしれない。
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