GJ > 競馬ニュース > アイドルから名女優に成長したソダシ…父に捧げる復活勝利は歴代1位の記録も視野
NEW

アイドルから名女優に成長したソダシ…父に捧げる復活勝利は歴代1位の記録も視野

【この記事のキーワード】, ,
アイドルから名女優に成長したソダシ…父に捧げる復活勝利は歴代1位の記録も視野の画像1
ソダシ 撮影:Ruriko.I

 14日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(G1)。この古馬牝馬によるマイル女王決定戦で父の偉業に挑む馬がいる。それが白毛のアイドルとして絶大な人気を誇るソダシ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 昨年に続く連覇の懸かるソダシだが、父クロフネといえば3歳時にNHKマイルC(G1)とジャパンCダート(G1・チャンピオンズCの前身)を制した二刀流の快速馬だった。奇しくも外国産馬のクラシック出走が解禁された年だっただけに、“黒船”にちなんだ馬名も相まって、それを象徴する存在となった。

 現役引退後は種牡馬として長く活躍し、主にマイルで強さを見せる産駒を数多く輩出した。主な産駒として、朝日杯フューチュリティS(G1)の勝ち馬フサイチリシャールや、NHKマイルCを制したアエロリット、ヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャなど、G1ウィナーも数多く誕生させている。

 クロフネは23歳となった2021年1月にこの世を去ったが、その後もソダシがG1を勝利するなど勝ち星を伸ばし続け、初年度産駒が2005年にデビューして以降、18年連続で産駒が重賞を制している。

 日本で供用された種牡馬の中では、天皇賞馬のアンバーシャダイを輩出したノーザンテーストや、三冠馬ナリタブライアンを輩出したブライアンズタイム、それに皐月賞馬のイスラボニータを輩出したフジキセキと並んで2位タイの記録である。

父に捧げる復活勝利は歴代1位の記録も視野

 そして、今年はいよいよ、三冠馬・シンボリルドルフなどを世に送り出したパーソロンが記録した、19年重賞勝利に挑むこととなった。大記録の夢はソダシに託されたと言っても過言ではないだろう。

 父親譲りのスピードでG1・3勝、重賞6勝を挙げ、クロフネの「代表産駒」となったソダシだが、近走は善戦はしているものの、勝利からは遠ざかっている。

 ただ、10日の共同記者会見で須貝調教師は「想定通りの調整、調教ができた」と自信を覗かせる。加えて、前走マイルCS(G1)について「ソダシの競馬をしていなくて、あの3着は評価すべき。もう少しソダシらしい競馬をしてほしかった」と少々不満が見え隠れするコメント。今回はオーストラリアの若き名手、D.レーン騎手はどう乗りこなすか。

 騎手が替わるだけでなく、昨年勝利した東京マイルコースに戻るなど条件も好転する。須貝調教師は『スポーツ報知』の取材に対し「お姉さんになりました。アイドルから名女優になった感じかな」と成長を実感していたようだ。

 アイドルから“名女優”へ……。白毛初のG1ウィナーは、天国の父に偉業をプレゼントすることができるか。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

アイドルから名女優に成長したソダシ…父に捧げる復活勝利は歴代1位の記録も視野のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  2. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  7. 宝塚記念(G1)武豊の起用は「懲罰交代」が濃厚か…G1初勝利の若手が失った関係者の信頼、師匠の逆鱗に触れた「問題行動」の裏側
  8. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  9. 「16冠ベビー」ソウルスターリングの独裁政権に突如現れた「超大物」ファンディーナ!激動の3歳牝馬クラシック戦線を振り返る
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客