真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.18 08:13
オークス(G1)3連勝中の伏兵モズカッチャンが激走!? 過去フローラS好走組と「激走条件」合致!重要なのはタイムではなく「〇〇」だ
編集部
つまり、フローラSで肝心なのは「オークスと同様のレース傾向」になりやすいスローの展開でしっかりと折り合い、ただでさえ全体上がりの速くなる瞬発力勝負の中で、それでもライバルを上回る末脚を繰り出せる能力を兼ね備えていることである。
ちなみに昨年は36.0-36.1と平均ラップだったが、チェッキーノと5着に敗れたビッシュはともに上がり最速タイをマークして、本番でも馬券圏内を確保している。
そういった点で、今年のフローラSは37.1-34.7と明らかな後傾ラップ。しかもモズカッチャンが記録した上がり3ハロン33.9秒は、メンバー最速となっている。この激走に鮫島調教師でさえ「権利だけは獲りたいと思っていましたが、びっくりしました」と管理馬の成長力に目を丸くしたようだ。
開幕週の東京2000mの1枠1番ということで「恵まれた」という声もあるが、実はフローラSになってからの過去17回で1枠1番が馬券になったことは、2011年の2着と2015年の3着、そして今年の1着の3度しかない。
内側が有利なのは自明の理で、各馬が内に殺到するため、結局内枠の馬がスムーズなレースができない例も多いようだ。
実際にモズカッチャンも2コーナーで寄られる不利を受けており、加害馬のタガノアスワドは戒告を受けている。それでも馬群を縫うようにして進出し、最後も粘り込みを図ったヤマカツグレースやフローレスマジックをねじ伏せるように捉えた末脚は、とても12番人気の伏兵の走りには見えなかった。
「馬の力を信じていきたい」共同会見でそう語った和田竜二騎手。3連勝でトライアルを制したものの、未だ伏兵扱いを受けているモズカッチャン。好配当の使者となれるか。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!