
オークス(G1)に「世代イチの頑張り屋」ディアドラが出走! 無視できない「不安要素」と「オークス制覇の血」の狭間

21日のオークスは稀に見るハイレベル戦といわれており、伏兵陣も一発がありそうな強豪候補がズラリ。その中でも、世代屈指の「頑張り屋さん」ディアドラ(牝3 栗東・橋田厩舎)は過去戦績以上の人気を集めそうな存在だ。
ディアドラはデビューからすでに10戦を経験。通算戦績は「2・3・2・3」。掲示板を外したのは前々走の桜花賞(6着)が初で、馬券圏外で見ても計3回という安定感がウリ。そして、前で競馬をした新馬戦を除く9戦で上がりタイム3位以内、上がり1位が4回と、ほぼ確実に脚を伸ばしているのも印象的だ。まさに頑張り屋さんである。
デビューから9戦は1400or1600mのレースを経験したが、前走矢車賞(500万下)で初めての1800m戦に挑戦。ドロウアカードやコロナシオンなどそこそこの面子が集まったが、好位から上り最速33.8の切れ味をみせて3馬身差圧勝。これまででもっとも高いパフォーマンスを発揮した。
同馬の父ハービンジャーは、今年の皐月賞2着ペルシアンナイトの父としても知られ、コンスタントに勝利を積み重ねる種牡馬だ。産駒では主に中距離を中心に勝利馬が多い。マイラーよりと思われていたペルシアンナイトが2000mの皐月賞を好走したが、デムーロ騎手の手腕はもとよりそもそも適性距離の範疇が広い可能性も十分ある。
ディアドラが矢車賞で最高のパフォーマンスを発揮したのもまた、ある程度の距離延長が歓迎という解釈ができるだろう。一気に600m延びるオークスの距離克服は不透明な部分も多いが、それはオークスにおける多くの馬が同じ状況。ディアドラより距離に不安のあるライバルはたくさんいると考えれば、深刻になりすぎる必要はない。
また、同馬の母父であるスペシャルウィークの存在に注目する声も。ブルードメアサイアーとしてのスペシャルウィークは、これまでエピファネイアとリオンディーズの”シーザリオ兄弟G1ホース”を筆頭に、2013年あたりから強豪を多数輩出。2015年のNHKマイルCを制したクラリティスカイや13年のセントライト記念覇者ユールシンギング、14年のファルコンSを制したタガノグランパなど、重賞ホースを多数輩出している。シーザリオ以外は騒ぐほどの良血でないことを考えれば、スペシャルウィークの母父としての優秀さが際立つ結果といえるだろう。
また、スペシャルウィークは父として前述のシーザリオ、そしてブエナビスタという2頭の歴史的オークス馬も産み出している。ディアドラに流れる「オークス制覇の血」が出てきてもおかしくはない。
と、ここまで考えると馬券ファンの買う要素がかなり高いように見えるが、当然ながら不安もある。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA武藤雅「爆穴連発」で際立つ存在感! 侮れない「エージェント効果」活躍の裏にあの大物の存在……
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 2017年クラシックに「ハーツクライ時代」到来!宿敵ディープインパクトを破り、春のクラシックに「魂の叫び」が響き渡るか
- JRA「完全飽和」ディープインパクト後継VS「背水の陣」キタサンブラック!? 今年の新種牡馬の評価と意外な期待値を公開!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客