GJ > 競馬ニュース > 「動けなかったデムーロ」  > 4ページ目
NEW

日本ダービーの向正面で「何」があったのか 「動いたルメール」と「動けなかったデムーロ」後手を踏んだ1番人気に”トドメ”を刺した「怨念」?


 述べるまでもなく、ペルシアンナイトは皐月賞でデムーロ騎手が騎乗していた馬だ。それも2着という「結果」を残しながら、デムーロ騎手はアドミラブルを選択。無論、勝つためにより強い馬に乗ることは勝負事で当然。誰もデムーロ騎手の判断を責めることはできない。

 だが、結果的にペルシアンナイトに先んじられたアドミラブルは出鼻をくじかれ、動くに動けなくなったまま、絶望的な位置からの競馬を強いられたのだ。

「ついてない……外枠で、ペースがめっちゃ遅かった。向正面で分かっていて(ルメールと)一緒に行きたかったが、ペルシアンナイトも行くと、外の外を回ってしまうので……。やっぱり直線も外にどんどんなって、よくなかった。残念です」

 この言葉通り、確かにこの日のデムーロ騎手はついてなかった。だが、古来より日本ダービーは「運のよい馬」が勝つレースだ。騎手として、よりチャンスのある馬を選択したのは間違ってなかったかもしれない。だが、あくまで結果的にだが、ペルシアンナイトにつけた”ツケ”を支払わされるはめになってしまった。

 そんなことを思うのは、昨年の日本ダービーもまた、結果的にマカヒキを捨ててサトノダイヤモンドに騎乗したルメール騎手が手痛い”しっぺ返し”を食らったのを思い出したからだ。

 日本ダービーは1984年のグレード制導入以降、G1で唯一、乗り替わった馬が勝ったことがないレース。そこには「限りなく人馬一体でなければ、ダービーを勝つことはできない」という意味があるといわれている。

 その真偽はともかくとして、ならばこそ皐月賞2着馬ながらジンクス的にダービー制覇の目を失ったペルシアンナイトが支払わされた”ツケ”は、ことのほか大きかったのかもしれない。

日本ダービーの向正面で「何」があったのか 「動いたルメール」と「動けなかったデムーロ」後手を踏んだ1番人気に”トドメ”を刺した「怨念」?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 大物馬主が女性騎手候補に「主戦騎手」の期待、未来の今村聖奈や藤田菜七子が誕生!?
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. JRA菊花賞(G1)コントレイル逆転の穴馬候補!? 全出走馬の血統・実績から浮上した3000mがプラスになる馬は?
  10. 元JRA藤田伸二氏「先生が拗ねちゃってね」「何年干されたか…」名伯楽2人との「仲違い」にファンは興味津々、名手が語った真相とは