武豊ジャックドールVS川田将雅プログノーシスが実現? 「G1昇格」望む声も多い札幌記念(G2)で超豪華メンバー集結か
函館記念(G3)が行われた先週末を最後に今年の函館開催も終了。待望の函館リーディングの座を獲得した佐々木大輔騎手の躍進にも注目が集まった。
同じ北海道でも今週からは舞台を札幌に移すことになるわけだが、最も注目度の高い重賞といえば、やはりG1級のメンバーが揃うことも珍しくない札幌記念(G2)だろう。
1997年にG3からG2へと格上げされたのを機にG1馬の参戦も増えた。連覇を決めた名牝エアグルーヴをはじめ、セイウンスカイやファインモーション、ハープスターなど複数のG1馬が優勝馬として名を連ねている。2年前は白毛のアイドル・ソダシが優勝し、昨年は連覇を狙ったソダシを破ってジャックドールが勝利を飾った。
今年は川田将雅騎手とのコンビで知られるプログノーシスやシャフリヤール、ウインマリリンらが次走の予定として札幌記念に向かうと見られているが、昨年との連覇が懸かるジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)も札幌記念から天皇賞・秋(G1)に向かうことが分かった。
札幌記念(G2)で超豪華メンバー集結か
鞍上についてはまだ正式な発表はないものの、おそらく近3戦で手綱を任された武豊騎手の続投が濃厚だ。
武豊騎手のお手馬はモズメイメイもいるのだが、次走に予定している北九州記念(G3)に松若風馬騎手とのコンビが発表された。こちらも札幌記念と同じ8月20日に行われる重賞のため、松若騎手は一時的な代打騎乗と考えれば、残る選択肢はジャックドールが最有力だろう。
ただ、武豊騎手には絶対的なパートナーであるドウデュースがいるため、本馬が出走予定の天皇賞・秋では袂を分かつと見られるが、その際は短期免許で来日する外国人騎手が騎乗する可能性が高い。
「問題は天皇賞・秋の次にどこに使うかですね。ジャックドール陣営としても大阪杯で初G1をエスコートしてくれた武豊騎手とのコンビ続投は魅力です。春にマイルの安田記念(G1)を使ったことを考えれば、ジャパンC(G1)や有馬記念(G1)には向かわないでしょう。マイルCS(G1)や昨年と同じく香港C(G1)や香港マイル(G1)が候補となりそうです」(競馬記者)
また、この他にも函館記念を制したローシャムパークが出走していたことでレースレベルの高さが話題となったセントライト記念組のラーグルフも札幌記念に参戦する見込み。毎年のようにファンから「G1昇格」を望む声の出るG2は、今年もG1級の好メンバーで争われることになりそうだ。
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