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【中京記念(G3)予想】ルージュスティリアは迷わず切り!近走成績の割に人気がない穴馬を狙って高配当をいただき

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 今回はサマーマイルシリーズの第2戦、4年ぶりに中京で開催される中京記念(G3)を予想していく。

 先週の振り返り。函館2歳S(G3)は1着から3着まで完全ノーマーク。印を打った馬が軒並み下位の大ハズレ。「△」カレンナオトメが5着に来たのはあながち見立ても悪くなかったと自分を慰めたい。

 そして函館記念(G3)は「◎」ルビーカサブランカと「△」ブローザホーンが2着、3着までは良かったが、勝ったのは切ったローシャムパークでまたハズレ。ルビーカサブランカもいいところを見せたが、2馬身離されての完敗ではどうにもならない。荒れる「はず」のレースだったが、蓋を開けてみればいたって順当な決着だった。

 予想に戻ろう。

 まずはいつもの通り、過去10年で馬券に絡んだ30頭の前走を見ていくことにしよう。

 昨年、一昨年は小倉の芝1800m、2020年は阪神の芝1600mで開催されたが、前走傾向にこれといった大きな変化は見られなかった。

米子S(L、OP) 5頭
パラダイスS(OP) 4頭
安田記念、京王杯スプリングC 各3頭
NHKマイルC、マイラーズC、マーメイドS、エプソムC、谷川岳S(L、OP) 各2頭
ヴィクトリアマイル 1頭
リステッド 1頭
オープン特別 2頭
条件特別(3勝クラス) 1頭

 となっている。

 サマーマイルシリーズに組み込まれているせいもあるのだろう、第1戦の米子Sからの転戦が最多。春シーズンの中距離~マイル近辺の重賞からローテーションしてきた馬が多数を占めているが、オープンなど、ここを狙い撃ちしている馬も少なからずいる印象。G3のハンデ戦の割に条件戦からの好走例が少なく、割引きは必要かもしれない。

 続いて人気順の成績を見てみよう。

1番人気 2-0-3-5
2番人気 0-1-0-9
3番人気 1-0-2-7
4~6番人気 4-5-4-17
7~9番人気 2-0-1-27
10番人気以下 1-4-0-63

 となっている。

 1番人気は健闘している方だが、2番人気と3番人気の成績は惨憺たるもの。近5年に絞ると1番人気は4頭と信用できそうだが、2番人気はゼロ、3番人気も1頭と、やはりアテにできそうもない。

 数字でもわかる通り、中穴程度の馬の好走が目立つので、軸ならここだろう。また、10番人気以下の人気薄も激走することがある。過去10年で5頭、近5年で2頭と侮れないので、人気薄でもチェックすべきだ。

 これを踏まえて「◎」は4番メイショウシンタケとする。

 前走は米子S(L)。外枠から出遅れたものの、中団より後ろにつけて追走。直線に向くと前の馬を交わして勝利。5歳馬で18戦とそれほど走ってはいないのだが、いかんせん勝ち味に遅く出世が遅れた。

 陣営はゲートも含めて信頼が置けないとかなり辛辣だが、能力を出し切れば前走のような強い走りができるとして、気分良く走れれば面白いと色気を見せている。実際、2走前のリステッドは重馬場が影響したと考えられ、3走前の3勝クラス脱出から調子を落としてはいないはず。

 米子S組はこのレースとの相性も良く、勝ち馬が馬券に絡んでいる実績もあるので、馬券妙味のあるここは押さえて当然といったところ。

「○」は11番ディヴィーナを挙げる。

 前走はヴィクトリアマイル(G1)。緩いペースを徐々にポジションを上げていき、直線で上がり33.1秒の鬼脚を使って追い込んだが、惜しくも4着に終わった。

 陣営もこの好走には驚いたようで、今回もゲートなどに課題はありながらも得意の中京なら、と色気を見せている。この馬は無類の中京巧者で6走して4勝2着1回と好成績を残している。残りの1回が4着のオープン戦で、これを含めても必ず掲示板は確保してきた。

 G1でブービー人気ながら4着に食い込んだだけに上がり調子と見ていいだろう。人気していても、ここは押さえる必要があるだろう。

「▲」は10番ウイングレイテストを推す。

 前走は米子S。前で押し切る態勢を見せたが、不利を受けてもう一歩伸びきれず。3着馬とハナ差の4着に終わった。

 近3走は重賞と前走のリステッドを走っているが、3走前の小倉大賞典(G3)8着は重馬場が響いてのものと考えられ、2走前のダービー卿チャレンジT(G3)5着と調子はいい。陣営曰く、前走は馬体がガレていた状態から立て直してのもので、一叩きされて状態は目に見えて良くなっているとのこと。

 勝ちきれないのは相変わらずではあるが、重賞でも立ち回りひとつでチャンスはあるという陣営の話に乗ってみたいと思う。

「△」は3番アドマイヤビルゴ、6番セルバーグ、13番ベジャールの穴馬3頭とする。

 アドマイヤビルゴの前走は谷川岳S(L)で、前にいた2騎が直線で粘る一方、早々に脱落してしんがり負けを喫した。

 今は亡きアドマイヤの総帥、近藤利一オーナーがセレクトセールで約6億2000万円という超高額でセリ落とし、20年のクラシックシーズンには武豊騎手とのコンビで注目も浴びたこの馬。だが、現実は重賞の連対経験もなく、リステッドを3勝するにとどまっている。

 前走は重馬場と60kgという酷量を背負って惨敗してしまったが、陣営も斤量が減ることや良馬場でやれることで期待をかけている。

 正直なところ、このメンバーで57.5kgでも十分見込まれ過ぎの感はあるが、良馬場なら再度見直す手もある。

 セルバーグの前走は米子S。直線で不利を受けて大きく後退し、2番人気に推されていながらブービー負けを喫している。

 陣営は上手く折り合えればポジションにはこだわらないとしており、ハンデ差があるのとコース相性の良さでスムーズに運べればと期待している。今回のメンバーは前にいてナンボという馬がいないので、上手く好位で運べば一発も考えられる。

 ベジャールの前走は薫風S(3勝クラス)。直線に向くと内から伸びて抜け出し、後ろから来た馬をハナ差だけ凌いで勝利した。初ダートであっさり勝ち上がってしまったが、本来は重賞2着の実績があるように芝の馬である。

 陣営によると脚元の関係で前走はダートを選んだとのこと。芝で足りない馬ではなく、左回りのマイル戦は向いており、密かに期待していると一発を匂わせている。

 人気どころでは9番ホウオウアマゾンと16番ルージュスティリアを切り。

 ホウオウアマゾンは鉄砲が利くタイプではあるが、海外遠征帰りということであり、さらにその海外遠征も成功したとは言い難い。斤量も重賞勝ちがあるほか連対実績もあるので、58kgと見込まれた。少々不安材料が多く、狙うならこの次ではないかと見て消し。

 ルージュスティリアはおそらく中京マイルで2戦2勝の実績と、斤量が53kgと今回のメンバーで最軽量なのが買われているのだと思われるが、逆に言うとそれだけ。これまで重賞で見せ場があったわけでもなく、ハンデが軽いということは「実力に劣る」とハンデキャッパーが見なしたように見える。

 ということで、今回は3番、4番、6番、10番、11番、13番の6頭で3連複BOX20点勝負とする。人気馬は1頭のみ。組み合わせ次第では予想外の高配当も望めるはずだ。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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