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横山武史「因縁の相手」初コンビで武豊、福永祐一、C.ルメールらの領域へ。2000年以降、5名しかいない意外な記録とは

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横山武史「因縁の相手」初コンビで武豊、福永祐一、C.ルメールらの領域へ。2000年以降、5名しかいない意外な記録とはの画像1
シャフリヤール 撮影:Ruriko.I

 来月20日に札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)。出走予定のシャフリヤール(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が横山武史騎手と初コンビを組むことが、本馬を所有するサンデーレーシングから発表された。

 すでに函館競馬場に入り調整を進めているシャフリヤールは、ウッドコースをキャンターで1周するなど張りのある馬体を披露しているようだ。

苦杯をなめた相手と初コンビ

 シャフリヤールは2021年の日本ダービー(G1)を4番人気で制しており、その時の1番人気馬エフフォーリアに騎乗していたのが、戦後最年少ダービー制覇がかかった横山武騎手だった。僅か数センチのハナ差2着に敗れただけに、シャフリヤールはまさに横山武騎手にとって因縁の相手だったが、そういった目線でも楽しみなレースである。

 これまで断然の1番人気馬で日本ダービーを2着に惜敗した騎手が、そのレースで1着になった“因縁の相手”に騎乗した例はないようだ。

世代クラシック全馬騎乗は名ジョッキーの証?

 シャフリヤールに騎乗となれば、横山武騎手は2021年世代の牡馬クラシックホース全てに騎乗することになる(皐月賞馬エフフォーリア、菊花賞馬タイトルホルダー)

この例は2000年以降でも
2004年 安藤勝己騎手(ダイワメジャー・キングカメハメハ・デルタブルース)
2007年 岩田康誠騎手(ヴィクトリー・ウオッカ・アサクサキングス)
2008年 武豊騎手(キャプテントゥーレ・ディープスカイ・オウケンブルースリ)
2016年 C.ルメール騎手(ディーマジェスティ・マカヒキ・サトノダイヤモンド)
2017年 C.ルメール騎手(アルアイン・レイデオロ・キセキ)
2018年 福永祐一騎手(エポカドーロ・ワグネリアン・フィエールマン)
と意外に多い。※各3冠レースとも勝ち馬が重複しない場合に限る。

 上記に該当する5名は、JRAを代表するトップクラスのジョッキーたちばかりである。すでに若手の中では頭一つ抜けた活躍を見せる横山武騎手だが、名ジョッキーの仲間入りを果たす記録の1つとなりそうだ。

 国内では昨年のジャパンC(G1)以来のレースとなるシャフリヤール。現在、札幌記念連覇を狙う大阪杯(G1)の勝ち馬ジャックドールなども出走予定とあって、今年もハイレベルな一戦が期待できる。横山武騎手はかつての因縁のライバルをエスコートし、どう勝利に導くのか、とても楽しみな一戦となりそうだ。

GJ 編集部

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