【馬券の狙い目】今週から5週連続GIレースが行われる東京競馬場。ここを苦手とする意外なトップ騎手とは?
天皇賞(春)が終了すると舞台は東の東京競馬場に移る。今週末から6月5日まで、5週連続でG1レースが開催されるのだ。それに合わせて競馬ファンの注目も東京コースに移るが、今回からこの東京開催で馬券の参考になる情報を随時公開していきたい。
まず最初は「騎手」に着目した。競馬場によって右回り、左回り、広いコース、小回りコース、直線の長い短いなど様々な条件があり、騎手によって得意な形態というのがあるらしい。
そこで【東京コースは俺に任せろ】と題し、G1レースに合わせて騎乗回数が増えるであろう騎手リーディング上位騎手の東京競馬場の成績を調べ、東京コースの得手不得手を探ってみた。
◎買える!
クリストフ・ルメール
———————-
67戦18勝・重賞2勝
[18.6.16.27]
勝率 26.8%
連対率 35.8%
複勝率 59.7%
短評:
さすがルメールと思わせる安定度。勝率(1着)も連対率(2着以内)も複勝率(3着以内)も文句ない成績。人気馬に限定すればさらにこの数値は跳ね上がる。多くの馬主が有力馬を乗せたくなる気持ちもわかるだろう。
×買えない…
ミルコ・デムーロ
———————-
17戦1勝・重賞1勝
[1.1.3.12]
勝率 3.5%
連対率 11.7%
複勝率 41.6%
短評:
騎乗停止の影響で春の東京開催はまだ騎乗していないが、意外にも2月の東京開催でもフェブラリーSの1勝のみ。昨年も東京での成績は今ひとつで、デムーロは東京が苦手傾向にあるとみていいだろう。
◎買える!
戸崎圭太
———————-
104戦20勝・重賞1勝
[20.10.14.104]
勝率 19.2%
連対率 28.8%
複勝率 42.3%
短評:
2016年全体成績は勝率17.5%・連対率27.4%・複勝率38.4%で東京開催では全数値がアップ。春の東京開催も2週間で6勝と好成績。関東の騎手では信頼度の高いジョッキーだ。
△買うならダート戦で…
内田博幸
———————-
77戦12勝・重賞1勝
[12.4.2.59]
勝率 15.6%
連対率 20.7%
複勝率 23.3%
短評:
ダービートライアルの青葉賞を勝利した内田博幸騎手だが、実は圧倒的に東京の芝は勝てていない。ダート戦の勝率23.3%に対し芝のレースは勝率5.9%と今ひとつ。連対率も複勝率もダート戦の半分以下で、買うならダートがベターだろう。
◎買える!
川田将雅
———————-
4戦1勝
[1.2.0.1]
勝率 25.0%
連対率 75.0%
複勝率 75.0%
短評:
今年東京コースではまだ4戦しか騎乗していない。そのうち芝のレースは3度騎乗しているが1勝2着2回のパーフェクト連対。昨年も東京コースでG1含む重賞2勝で芝コースの連対率29.6%は地元の阪神・京都よりも高数値。トップジョッキーらしく期待馬の騎乗依頼が多いのだろう。
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