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「行方不明」疑惑ステラヴェローチェが富士Sで待望復帰も…川田将雅が期待した実力馬は「1年8ヶ月」音沙汰なし、2頭の再対決を望む声も

「行方不明」疑惑ステラヴェローチェが富士Sで待望復帰も…川田将雅が期待した実力馬は「1年8ヶ月」音沙汰なし、2頭の再対決を望む声もの画像1
ステラヴェローチェ 撮影:Ruriko.I

 一昨年の牡馬クラシック戦線を賑わせたステラヴェローチェ(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎)が、来月21日の富士S(G2)でいよいよ復帰する。昨年3月のドバイシーマクラシック(G1)で9着に敗れて以来、実に1年7ヶ月ぶりだ。

 デビュー2連勝で2020年のサウジアラビアロイヤルC(G3)を制し、エリート路線に乗った同馬。朝日杯フューチュリティS(G1)2着、翌年の牡馬三冠でも3、3、4着とG1タイトルにはあと一歩届いていないが、古馬相手の有馬記念(G1)でも4着に入るなど、世代トップクラスの実力を示した。

 翌年は1月の日経新春杯(G2)2着を挟んでドバイ遠征。帰国後は古馬中長距離路線での活躍が期待されたのだが、長期休養に入ってしまう。その間、状況がほとんど報じられなかったために心配したファンも多かったようだが、ついに待望の復帰戦が明かされることとなった。

 富士Sに向けて管理する須貝調教師が「今の感じだとマイルが一番よさそう」と話す通り、同馬はここまで1600mで3戦2勝2着1回と連対率100%。超久々となるだけにいきなり勝ち負けは少々厳しいかもしれないが、徐々に実戦感覚を取り戻して今後の古馬路線を盛り上げてくれることに期待したい。

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ヨーホーレイク

 一方、先述の日経新春杯でステラヴェローチェを下して初重賞制覇を飾ったヨーホーレイク(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は、依然として“行方不明”のような状態が続いている。

 兄にボレアスやカミノタサハラなど重賞ウイナーがいるヨーホーレイクは、2020年7月にデビュー勝ち。暮れのホープフルS(G1)でも3着に好戦すると、翌春の牡馬クラシック二冠でも5着、7着。日経新春杯はダービー以来、7ヶ月半ぶりの一戦だったものの、メンバー最速の上がりを繰り出して勝利を収めた。

 前走から引き続きヨーホーレイクの手綱を取っていた川田将雅騎手はレース後、「多くの有名馬が引退した中で、新しい世代の馬たちで頑張っていきたいと思います」とコメント。それまで古馬王道路線を引っ張っていたクロノジェネシスやコントレイル、キセキといった名馬たちが前年をもって引退したため、ヨーホーレイクにはそれらの馬に代わる活躍を期待していた様子だった。

 しかし、同馬は次戦に予定していた大阪杯(G1)を回避し長期休養へ。その後はほとんど音沙汰がないまま1年8ヶ月ほどが経過し、今日に至っている。

 なおヨーホーレイクはステラヴェローチェと同世代であり、過去に3度対戦。ヨーホーレイク側から見て1勝2敗であり、日経新春杯で初めて先着すると同時にワンツーフィニッシュを決めるなど、2頭はなかなか良いライバル関係を築いているともいえる。

 そのため今回、同じく長期休んでいたステラヴェローチェの復帰が報じられた際には、ネットの掲示板やSNSなどに「ヨーホーレイクにも早く帰ってきてほしい」「またステラヴェローチェとの対決が見たい」といった声もファンから寄せられていた。

 ちなみにステラヴェローチェはここまでキャリア11戦、ヨーホーレイクに至ってはまだ7戦しかしていないのだから、使い減りしているとはいささか考え難い。果たして2頭が再び相まみえる日はやってくるだろうか。

GJ 編集部

GJ 編集部

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