
幻のダービー馬と菊花賞馬の「落選」を惜しむ声続々…メイケイエールも一歩届かず、ぬいぐるみ化が実現したのは?
「あなたの1票であなたの推し馬がぬいぐるみ化!」
これは「アイドルホースオーディション2023」におけるキャッチコピー。各地の競馬場やウインズ、ターフィー通販クラブでは、G1を勝利した人気馬がぬいぐるみとして販売されているのだが、ぬいぐるみ化のハードルは低くはない。
企画を担当する中央競馬ピーアール・センターによると、「どの馬のぬいぐるみを制作するのかについて明確なルールは設けていませんが、日本ダービー、オークス、有馬記念の勝ち馬、もしくはG1を2勝以上した馬というのが一応の目安」らしく、ファンの多い馬でも実績が伴わなければ、ぬいぐるみが販売されないのが一般的だった。
だが、「アイドルホースオーディション2023」の場合は、ファン投票で決められることもあり、G1を勝ったことのない馬にもぬいぐるみ化のチャンスが与えられる。以下の8頭がファイナリストに残ったものの、ここから本選で生き残らないと願いはかなわない。
■アイドルホースオーディション2023
現役馬 アフリカンゴールド
現役馬 アスクビクターモア
現役馬 シルヴァーソニック
現役馬 ジャックドール
現役馬 マイネルファンロン
引退馬 リフレイム
引退馬 スキルヴィング
引退馬 アカイイト
21日に「ターフィーショップグッズ開発部(@idolhorse_10th)」の公式Xが発表した最終結果によると、現役馬部門はアフリカンゴールドとジャックドールの2頭。引退馬部門はリフレイム、Sサイズ部門はメロディーレーンの4頭が本選を通過。無事に「ぬいぐるみ化」が決定したようである。
ソダシと同じく白毛一族のメイケイエールが、メロディーレーンに及ばず2位となったが、スキルヴィングとアスクビクターモアのどちらも選に漏れてしまった。勿論、選ばれた馬たちも人気馬であり、SNSなどで喜びの声も見られたが、スキルヴィングやアスクビクターモアの落選を悲しむ声も当然ながら見られた。
また、こちらについては個人的にも少々残念な思いがある。なぜならこの2頭は、すでにこの世を去っており、特例的な意味合いも含まれていたからだ。
実際、他の馬たちはまだ健在な馬も多く、亡くなってしまった馬がぬいぐるみとしてファンの手元に残る意味が大きいとも感じていただけに、「幻のダービー馬」と呼ばれたスキルヴィング、アスクビクターモアには、再びこういった機会が用意されることを願いたい。

特にスキルヴィングは、19797票を獲得して1位に輝いたリフレイムに続く、18870票で2位。中間発表でダブルスコア近く離されていたところから、927票差まで追い上げていた。朗報があるとすれば、SNS用のアイコンが用意されたことだろうか。
今週末の神戸新聞杯(G2)には、日本ダービー(G1)と同舞台で行われる青葉賞(G2)を制したスキルヴィングの2着に入ったハーツコンチェルトが出走を予定。今は亡きライバルの分まで頑張って欲しいところだ。
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