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武豊「G1・9勝馬妹」と臨むリスタートの一戦! すでにオープン馬も輩出、大注目集める新種牡馬の産駒にいよいよ「初騎乗」へ

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武豊「G1・9勝馬妹」と臨むリスタートの一戦! すでにオープン馬も輩出、大注目集める新種牡馬の産駒にいよいよ「初騎乗」への画像1
武豊騎手

 スプリンターズS(G1)当日の10月1日、中山競馬場の5Rでは芝1800mの2歳新馬戦が行われる。ここでデビューを予定しているのがスターチョウサン(牝2歳、美浦・小島茂之厩舎)と武豊騎手のコンビだ。

 その馬名を見ただけでピンと来たファンも多いだろう、同馬は障害でG1・9勝をあげた絶対王者オジュウチョウサンの妹にあたる良血馬。兄がステイゴールド産駒だったのに対し、こちらは父が新種牡馬のブリックスアンドモルタルに替わった。

 もともと8月札幌の2歳新馬戦で武豊騎手を背に初陣を迎える予定だったが、外傷を負ってしまい回避。デビューが延期となったのは残念だったが、大事に至らなかったことは不幸中の幸いだった。当初の予定をおよそ1ヶ月半後ろ倒しし、今回はリスタートの一戦となる。

「スターチョウサンが当初デビューを予定していた8月13日の新馬戦(札幌・芝1800m)は、スワーヴリチャード産駒のアーバンシックが1着。武豊騎手はスターチョウサンに替わりセイウンマカロンとのコンビで挑むと、道中2番手で積極的な競馬を見せたものの6着でした」(競馬誌ライター)

 再入厩後は順調のようで、管理する小島調教師は「牝馬だけど牡馬のような背中をしている」と、スターチョウサンの馬っぷりの良さに太鼓判。兄オジュウチョウサンは武豊騎手とのコンビで臨んだ平地の有馬記念(G1)でも、優勝したブラストワンピースから0秒8差の9着に入った実力の持ち主だった。同じくレジェンドを背にデビューを迎える妹の走りにも注目が集まることは間違いない。

大注目集める新種牡馬の産駒にいよいよ「初騎乗」へ

 なおスターチョウサンの出走が確定すれば、武豊騎手は新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒に初騎乗となる予定だ。

 同種牡馬の産駒はテラメリタが6月の新馬戦で初出走初勝利の快挙を成し遂げており、クイックバイオは今月16日のききょうS(OP)を制しオープン入り。現在、中央の新種牡馬リーディングでは3位につけており、馬産地では「サンデーサイレンスの再来」とも言われるなど、これからデビューを迎える産駒たちにも大いに注目が集まっている。

「ディープインパクトやステイゴールド、スペシャルウィークなど数々の名馬を輩出し、日本競馬で一時代を築き上げた大種牡馬サンデーサイレンスですが、同種牡馬の産駒で最も多く白星をあげている騎手が307勝の武豊騎手です。

そのサンデーサイレンスの『再来』といわれるブリックスアンドモルタルの産駒にいよいよ初騎乗となるわけですから、武豊騎手にも何か期するものがあるかもしれませんね」(同)

 ちなみに同じレースには昨年スプリンターズSを勝ったジャンダルムの近親メティエダールや、ウインキートスの全弟ウイントレメンデスなどが出走予定。これらライバルを相手に武豊騎手とスターチョウサンはどのような競馬を見せてくれるだろうか。

GJ 編集部

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