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M.デムーロ「あの馬ヤバくない?」「化け物感ある」と大絶賛!川田将雅、C.ルメール、そして武豊が不在の今週末…「ルヴァンスレーヴ2世」と狙う5年ぶり砂タイトル

M.デムーロ「あの馬ヤバくない?」「化け物感ある」と大絶賛!川田将雅、C.ルメール、そして武豊が不在の今週末…「ルヴァンスレーヴ2世」と狙う5年ぶり砂タイトルの画像1
M.デムーロ騎手 撮影:Ruriko.I

 今週末はJRAのG1レースこそひと休みとなるが、サンタアニタパーク競馬場では北米最高峰の祭典・ブリーダーズCの諸競走が行われる。

 日本からはウシュバテソーロやソングライン、デルマソトガケなど8頭が出走を予定。芝、ダートを問わない日本のエース級の馬たちが、世界の大舞台でどのような走りを見せてくれるのか、今から楽しみにしているファンも多いことだろう。

 なお遠征馬たちに騎乗するため、川田将雅騎手やC.ルメール騎手、戸崎圭太騎手などのトップジョッキーたちが今週末は日本に不在となる。ちなみにレジェンド武豊騎手も先週日曜に負傷した影響で、来週末まで騎乗を見合わせ、マイルCS(G1)週の復帰を目指すと発表している。

 リーディング上位騎手がこぞって不在となるため、今週の中央競馬は混戦が予想される中で期待したいのがM.デムーロ騎手だ。

 先述のルメール騎手、戸崎騎手、川田騎手は、先週の天皇賞・秋(G1)でそれぞれ上位人気のイクイノックス、ドウデュース、プログノーシスに騎乗。本来ならここにデムーロ騎手も加わり、人気の一角を占めるはずだったのだが、騎乗予定のスターズオンアースが回避となってしまったことは、同騎手にとっても無念だったに違いない。

 そんな秋の天皇賞で主役候補になり損ねてしまったデムーロ騎手だが、5日に行われる京都ダート1800mのみやこS(G3)では、1番人気濃厚のセラフィックコール(牡3歳、栗東・寺島良厩舎)に騎乗を予定している。

「ルヴァンスレーヴ2世」と狙う5年ぶり砂タイトル

 デムーロ騎手は同馬と前走で初コンビ。スタートが遅く後方からのレースとなってしまったが、向正面からまくり気味に進出を開始。ゴール前では後続を3馬身半突き放しての完勝だった。

 これでデビューから無傷の4戦4勝としたセラフィックコールを、デムーロ騎手は『netkeiba.com』に連載しているコラム『Road to No.1』の中で「あの馬、ヤバくない?」「ダートの強い馬にはたくさん乗ってきたけど、化け物感がありますね。この感触はなかなかない」と大絶賛。これだけベタ褒めしたということは、ダート界に現れた怪物候補と今後は大舞台参戦も見据えたのかもしれない。

 なお、デムーロ騎手のダートお手馬といえばルヴァンスレーヴが挙げられるだろう。

 同馬とのコンビでは7戦全勝で2018年のチャンピオンズC(G1)を優勝。抜群の相性を誇るとともに、同騎手は過去のコラムで「今までに乗ったダート馬のなかで一番」と話しており、「ルヴァンスレーヴの子供でケンタッキーダービー(米G1)に行けたら最高ですね」とまで語ったほどの存在だ。

 ちなみにデムーロ騎手は当時、ルヴァンスレーヴに関しても「この馬、ヤバい!」と評していた。同馬と同じくデムーロ騎手から「ヤバい」の評価を受けることになったセラフィックコールも、これからルヴァンスレーヴに勝るとも劣らないような馬に育つ可能性も十分ありそうだ。

 なおデムーロ騎手だが、実はルヴァンスレーヴとのコンビでチャンピオンズCを勝って以来、JRAのダート重賞勝利から遠ざかっている。セラフィックコールと約5年ぶりに砂の重賞タイトルを奪取するとともに、不戦敗となってしまった天皇賞・秋のうっぷんを晴らしてくれることに期待したい。

GJ 編集部

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