3歳牡馬の頂点は「ジンクス破壊」ダービー馬か? 決戦の地は有馬記念(G1)メンバー手薄予想も見所あり

16日から有馬記念(G1)のファン投票が始まった。例年通り、第1回特別登録を行った馬のうち、得票数の上位10頭には同レースへの優先出走権が与えられる。
投票上位が予想されるのは、やはり現役最強格のイクイノックスやリバティアイランドだろう。しかし、両馬ともに次走は激戦必至のジャパンC(G1)を予定しており、その1ヶ月後の有馬記念に参戦するかは不透明なところ。
ジャパンCと天皇賞・秋(G1)に指折りのメンバーが揃った分、「有馬は手薄になりそう」との声も聞かれる。しかし、現時点では凱旋門賞(G1)4着のスルーセブンシーズや、天皇賞・春(G1)を制したジャスティンパレスらが出走を表明。骨太なメンバーになることは間違いなさそうだ。
そんな強豪古馬たちの参戦に加えて、今年の有馬記念では「3歳牡馬の決戦」にも期待したい。
残念ながら菊花賞馬ドゥレッツァは年内休養を発表したが、日本ダービー(G1)を制したタスティエーラは有馬記念に照準。ここに皐月賞馬ソールオリエンスも名乗りを上げれば、今年のクラシック戦線を彩ったライバル2頭の再戦が決まる。
3歳牡馬の頂点は「ジンクス破壊」ダービー馬か

タスティエーラとソールオリエンス。2頭の動向次第では、今年の「最優秀3歳牡馬」も定まってくるだろう。現状はダービー馬タスティエーラが優勢と言える。デビューから6戦で連対を外したのは共同通信杯(G3)の4着のみで、皐月賞(G1)・菊花賞(G1)でも2着と安定した結果を残した。
また同馬はダービーと菊花賞にて、気がかりなジンクスに抗ったことも印象深い。
ダービーでは初騎乗のD.レーン騎手を背に、69年ぶり「テン乗りでのダービー制覇」を果たした。菊花賞では「ダービーから直行」の勝ち馬はおらず、三冠馬を除いて「ダービー・菊花賞の二冠」も勝てば50年ぶりという中で、2着に食い込んでみせた。
一方のソールオリエンスも、史上初の京成杯(G3)勝ち馬として皐月賞を制したジンクスブレイカー。こちらも全6戦で馬券内を外さない安定ぶりだが、タスティエーラには2度先着を許してしまった。次走は明かされていないが、実績ある中山コースの有馬記念なら、再びタスティエーラを上回る可能性もある。
過去の有馬記念を振り返ると、3歳馬の好走がかなり際立つ。グレード制導入以降、同レースを勝った3歳(旧4歳含む)馬は16頭で、うち13頭が同年の最優秀3歳牡馬に選ばれた。
「主役不在」も囁かれた今年の牡馬クラシックだが、終わってみれば上記2頭が中心を担っていた。今年の総決算となる有馬記念でのリマッチはあるのか、そして有力古馬を相手に「世代レベルの証明」を果たせるか。引き続き2頭の動向に注目したい。
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