真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.27 08:39

キタサンブラックは宝塚記念で何故逃げなかったのか? 「消極的」に見えた武豊騎手の騎乗に批判集中も、確かにあった「勝利の道」
編集部
実際にキタサンブラックと似たタイプの先行馬ヒシマサルは、このレースを3番人気と決して抜けた存在ではなかった。にも関わらず、放馬と外枠発走の不利を跳ね退けての勝利。武豊騎手としても”ヴィクトリーロード”に関しては相当な手応えを感じていたはずだ。
つまり一見、消極的に見えたキタサンブラックの競馬も、武豊騎手には確かな勝算があったということなのだろう。
実際に、最後の直線で2番手だったキタサンブラックは当初、内目の先頭を走っていた馬に競り掛けようとしている。ただ、そこで武豊騎手が下したのは馬場の悪い内に切り込ませる左ムチではなく、あえてそこから外に逃げるような右ムチだった。
右手に持っていたムチをわざわざ左手に持ち替えてでも、外の”ヴィクトリーロード”を通らせることを選んだのである。
だが、結果的にキタサンブラックは伸びなかった。すぐ外にいたサトノクラウンが悠々と差し切って行った以上、”ヴィクトリーロード”は健在だったとみて間違いないだろう。その上で伸びなかったのは、騎手としてはある意味で仕方のないところでもある。
PICK UP
Ranking
23:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!