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【東京新聞杯】大本命マスクトディーヴァに暗雲?「四半世紀以上」未勝利、鞍上「関東圏重賞」全敗のWパンチ

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マスクトディーヴァ 撮影:Ruriko.I

 先週末は京都でシルクロードS(G3)、東京で根岸S(G3)が行われた。どちらも春のG1に向けて重要な前哨戦という位置づけのレースだったが、前者は2→1→3番人気、後者は1→6→2番人気の順当決着。両レースとも1番人気馬が連対したとあって、3連単ですら万馬券に届かなかった。

 先週の2重賞は穴党ファンにはやや物足りない結果となったが、今週こそ大万馬券を夢見て、人気馬を疑うところから入ってみたい。

 今週末は東京で東京新聞杯(G3)、京都ではきさらぎ賞(G3)が行われるが、注目したいのはフルゲート濃厚の東京新聞杯の方だ。

大本命馬に立ちはだかる不吉なデータ

 過去10年中9年で3連単の払戻が万馬券となっており、うち4回は10万馬券という一筋縄ではいかない一戦。高配当が続出する理由の一つが、1番人気の馬が「1-1-2-6」と信頼感に欠けるためだろう。

 しかし、今年の東京新聞杯で1番人気が予想されるのは、昨年の秋華賞(G1)で三冠牝馬リバティアイランドに迫ったマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎)。2走前のローズS(G2)では、芝1800mの日本レコードを叩き出すなど、そのスピードと瞬発力は一級品だ。

 直線の長い東京コースなら自慢の末脚が炸裂する可能性は極めて高い。30日時点で、『netkeiba.com』が公開している予想オッズでも2倍台と多くのファンにも支持されている。ただ、逆にいえば、大本命馬のマスクトディーヴァが馬券圏外に沈むようなら高配当にも期待できるということになる。

 実際、マスクトディーヴァにとって嫌なデータも少なくない。

 今回、3か月半ぶりの実戦となるが、ほぼ同じ間隔で臨んだローズSでブレイディヴェーグを退けており、久々は苦にしないタイプだろう。ただし、前走の2000mから2ハロンも距離が縮まる点は留意したい。

 というのも、東京新聞杯において、前走2000mの馬は大不振。最後に勝利を収めたのは、1997年に中山金杯(G3)→東京新聞杯を連勝したベストタイアップである。その後は26年間でのべ40頭が挑戦しているが、「0-3-3-34」と勝つことができていない。

 今回がキャリア6戦目のマスクトディーヴァはデビューから1800~2000mのレースにしか使われておらず、1600m戦は今回が初めて。思わぬハイペースになった時に追走に苦労するシーンがあってもおかしくないだろう。

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岩田望来騎手 撮影:Ruriko.I

 そして、もう一つの不安材料は鞍上を務める岩田望来騎手の成績の偏りだ。

 岩田望騎手は昨年6月のデビュー3戦目でマスクトディーヴァと初コンビを組み、ローズSと秋華賞でも騎乗。秋華賞は勝負所でややスムーズさを欠いた場面はあったが、リバティアイランドに肉薄している。

 昨年は全国リーディング4位となる113勝を挙げ、すでにJRAの重賞を7勝している若手の有望株と呼ばれる存在だが、関東圏(東京・中山)の重賞は46回騎乗して未勝利。特に東京では「0-2-1-24」と精彩を欠いている。

 乗り慣れた地元・関西圏の競馬に比べると、アウェイの関東圏では信頼感が今一つといったイメージも定着しつつある。ただ、東京・中山の重賞では1番人気の馬には跨ったことがなく、大本命馬と挑む今回はそんな負のイメージを払拭する大きなチャンスともいえるだろう。

 40戦全敗の前走2000m、そして関東圏で46戦全敗の鞍上。マスクトディーヴァと岩田望騎手はそんな2つの絶望的なデータをはねのけることができるのか。春の大目標・ヴィクトリアマイル(G1)に向けて、どんな走りを披露してくれるだろうか。

GJ 編集部

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