【東京新聞杯】マスクトディーヴァに「死角」なし?距離短縮に左回りも問題なし…レコード圧勝で示した「ソダシ超え」パフォーマンス

2月4日、2週目に突入する今週末の東京開催は、ヴィクトリアマイル(G1)や安田記念(G1)を見据えたマイル重賞、東京新聞杯(G3)が行われる。
今年の飛躍をかける実力馬たちが多数出走を予定しているが、最大の注目はマスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野泰之厩舎)で間違いないだろう。
前走の秋華賞(G1)でリバティアイランドに1馬身差の2着。牝馬三冠を達成したライバルは、次走のジャパンC(G1)で世界最強馬イクイノックス相手に4馬身差の完敗を喫するも、有馬記念(G1)で3着までを独占したドウデュース、スターズオンアース、タイトルホルダーに先着してみせた。
リバティアイランド、ブレイディヴェーグが証明する素質の高さ
そのリバティアイランドに敗れはしたものの、その走りはG1級。鞍上の川田将雅騎手が完璧にエスコートしていた勝ち馬に対し、マスクトディーヴァは勝負どころでスムーズさを欠く不器用な競馬。最強牝馬を凌ぐ末脚で迫ったのだから、見せ場を作った以上に収穫のあった一戦といえる。
また、ジャパンCで好走したリバティアイランド以外にもマスクトディーヴァの強さを間接的に証明したのが、ローズS(G2)で2着に下したブレイディヴェーグの存在だ。こちらは、次走のエリザベス女王杯(G1)で古馬を相手に快勝してみせた。
そして、そのローズSでマスクトディーヴァがマークした1分43秒0(良)のレコードも優秀だ。秋の阪神開催が開幕2週目で馬場状態が絶好だったとはいえ、そんなスピードを要求される馬場を苦にしなかったことは、本馬のスピードの裏付けともなるだろう。
「単純比較はできませんが、ラスト1Fの11秒8を引いたマイル換算だと1600mの通過ラップは1分31秒2になるんですが、阪神芝1600mのコースレコードと遜色ないタイムなんですよ。
レコードを記録したレースは、ソダシが優勝した2021年の桜花賞(G1)で、当時の馬場も絶好でしたから状況も似ていますね。そのソダシが翌年にヴィクトリアマイルを制していますし、マスクトディーヴァにも続いてほしいですね」(競馬記者)
つまり、同じ阪神でもマイルG1の桜花賞より距離が1F長いにもかかわらず、レコードと0秒1差でしかなかった価値は高い。
血統的にも母のマスクオフは、ディープインパクトとビハインドザマスクという良血の持ち主である。祖母は現役時代に短距離重賞3勝を挙げた快速馬でもあり、マスクトディーヴァのスピードを補っているのだろう。
東京コースは初だが、同じ左回りの中京でデビュー戦を楽勝しているなら、それほど問題にならないはず。
あえて懸念材料を挙げるとすれば、重賞で頼りなさのある岩田望来騎手だが、今回は広い東京のマイルが舞台。リバティアイランドに再び挑戦状を叩きつけるためにも負けられないところ。まずはここで最高の結果を残したい。
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