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【阪急杯(G3)】サトノレーヴ「1週前倒しで参戦」サンライズロナウド「雨が降ったら、さらに」栗東・美浦から耳寄り情報! 高松宮記念(G1)を見据える馬たちの状態は

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【阪急杯(G3)】サトノレーヴ「1週前倒しで参戦」サンライズロナウド「雨が降ったら、さらに」栗東・美浦から耳寄り情報! 高松宮記念(G1)を見据える馬たちの状態はの画像1
撮影:Ruriko.I

 25日に阪神競馬場で行われる阪急杯(G3)。このレースを制した馬には、3月24日に行われる電撃スプリント戦・高松宮記念(G1)の優先出走権が与えられる。春のスプリント王を目指す馬たちの陣営の声が編集部に届けられた。その一部を紹介していこう。

 昨年末から怒涛の3連勝を記録し、阪急杯に挑戦することとなったアサカラキング(牡4歳、美浦・斎藤誠厩舎)。陣営は一気の重賞制覇を狙うべく意気揚々だ。

「元々デビュー前から期待の高かった1頭。デビュー戦からしばらく鞍上を務めていた石川裕紀人騎手も『かなりのポテンシャルを秘めていますし、上のクラスまで行く馬だと思います』と、周囲に語っていました。

3歳前半はクラシックを意識して2000m前後で使われていましたが、結果的には距離の壁に跳ね返された格好。適距離はマイル以下と判明し、適した条件に使われ出してからは持ち前のスピードで連戦連勝しています。

今回はレース間隔が詰まっていますが、直前の追い切りの動きも問題なし。引き続き状態は良好だと思います。レース当日は雨予想ですが、馬場も多少なら渋っても大丈夫なので、持ってこいでしょう。陣営も『今後、さらに大きいところを狙うためにも賞金を加算したい』と意気込んでいましたよ」(美浦競馬関係者・A)

 適性条件で目覚めたアサカラキングは、短距離王に向けて視界良好か⁉︎


 2022年のスプリンターズS(G1)では2着と好走したウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎)。

 その後、なかなか結果を残すことができなかったが、前走・阪神C(G2)で一変。ママコチャ、アグリ、グレナディアガーズら一流どころを相手取り、内枠から好スタートを決めると、最後の直線では脚を伸ばして嬉しい重賞2勝目をあげている。

「結果を出した前走と同じ舞台、さらに斤量も据え置きというのは魅力です。ここでもスタートが鍵となりますが、ゲート練習を行った成果が出ており、近2戦はライバルには後れをとっていません。

深山師も、ゲートの出に加え『以前よりも稽古で動けるようになっている』と成長に目を細めていますし、期待できるのではないでしょうか」(美浦競馬関係者・B)

 ここを快勝し、高松宮記念へ弾みをつけることができるか。

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ダノンティンパニー 撮影:Ruriko.I

 ダノンティンパニー(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)は、走り慣れた阪神1400mの舞台で巻き返しが期待される。

 地方でデビューから圧巻の3連勝を飾り、JRAに移籍。以後も4戦して3勝、2着1回と結果を残してきた。だが、1番人気に支持された今年初戦のニューイヤーS(L)では、5着と初めて連対を外している。

「前回は出遅れに加えて最後は脚を余してしまいました。内枠を生かすこともできず、不完全燃焼に終わっています。ただレースのダメージは残っていないようで、今回もいい状態で出走できそうです。重賞でも通用する能力は秘めていますし、スムーズな競馬ができれば上位進出も夢ではないですよ」(栗東競馬関係者・C)

 今回タッグを組むのはA.ルメートル騎手。卓越した手綱捌きで重賞初制覇へエスコートできるか。


 3連勝中のサトノレーヴ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)は、勢いそのまま重賞の舞台で躍動したい。

「元々は翌週にあるオーシャンS(G3)に出走予定だったのですが、登録馬が多く、出走できるかが微妙だったため、1週前倒しでここに出走することになったようです。しかし、堀師はこの予定変更も織り込み済みで調整してきたようで『動きや息遣いは問題なく、トモのバランスも前走よりいい状態』と満足気でした。休養明け10カ月ぶりの1戦となりますが、力は発揮できる状態と見て良さそうです」(美浦競馬関係者・D)

 長期休養から戻ってきたスプリント界の新星が、G1制覇に向けて名乗りを上げるか。


 サンライズロナウド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は距離短縮で成績が安定してきている。

「中距離では折り合いの難しさが露呈していたものの、距離を短くしてから掛からずに走ってくれているので、終いもしっかりと脚が使えるようになっています。高いレベルで状態が安定しているようなので、この中間はあえて運動とプールのみでの調整を行っていたそうです。前が止まる展開になればチャンスはあるでしょう。道悪も問題にしないので、雨が降ったら、さらに期待できそうです」(栗東競馬関係者・A)

 サンライズロナウドが高配当の使者となる!?


 ルプリュフォール(セ8歳、栗東・松永幹夫厩舎)は得意の舞台で一撃を狙う。

「前走の1600m戦では少し力む面が見られましたが、これまで良績を残してきたように阪神の1400mなら条件的にもベストでしょうね。岩田康誠騎手に手替わりしますが、『先入観を持たずに乗ってもらいたいです』と、松永幹師は巻き返しに期待していましたよ」(栗東競馬関係者・B)

 意外な伏兵はこの1頭か?

 春のスプリント王を占う上でも大事な一戦となる阪急杯。発走は25日15時35分を予定している。

GJ 編集部

GJ 編集部

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