![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
「イチモツの不安」的中したドウデュース、ドバイでもアイビスサマーダッシュの再現…フォーエバーヤング以外が全滅でも盛り上がったドバイ狂騒曲
![「イチモツの不安」的中したドウデュース、ドバイでもアイビスサマーダッシュの再現…フォーエバーヤング以外が全滅でも盛り上がったドバイ狂騒曲の画像1](/wp-content/uploads/2021/12/Ruriko.I_20211219_doudeyuusu_126.jpeg)
日曜阪神のメイン、大阪杯(G1)を2番人気ベラジオオペラが優勝した先週末。その前日の土曜夜には、ドバイのメイダン競馬場でドバイワールドカップデーが開催された。
ドバイターフ(G1)に昨年の有馬記念(G1)で復活を遂げた武豊騎手とドウデュースのコンビ、ドバイシーマクラシック(G1)に三冠牝馬リバティアイランド、大トリのドバイワールドC(G1)には昨年との連覇がかかるウシュバテソーロが出走。国内トップクラスの精鋭が複数出走する上に馬券も発売されるレースということもあり、日本馬と相性のいいドバイを舞台に勝ち星の皮算用をしていたファンも少なくなかったのではないか。
ドウデュース、リバティアイランド、ウシュバテソーロが揃って敗戦
だが、いざレースが終わってみると、まるで悪夢のような結末だった。
UAEダービー(G2)こそ坂井瑠星騎手に導かれたフォーエバーヤングが、5連勝で勝利の凱歌をあげたものの、勝ち負けを期待されたドウデュースは5着、リバティアイランドは3着、ウシュバテソーロも2着と全滅。勿論、ナミュール、ダノンベルーガ、シャフリヤールなどは馬券に絡み、日本馬の意地を見せてくれたのだが、馬券の発売がなかった3レースを含む7レースでわずか1勝しか挙げられなかったことは少々意外にも映った。
「結果は残念でしたが何かと見応えあるレースが多かったです。ゴール前でクビの上げ下げだったナミュールの2着は非常に惜しかったですし、シャフリヤールも積極的なポジション取りで見せ場を作りました。
ウシュバテソーロにしてもサウジC(G1)で負けたセニョールバスカドールへのリベンジに成功していますし、力は十分に出し切った結果だと思います。ただ勝ったローレルリバーがあまりにも強過ぎましたね。ただドウデュースは不完全燃焼で残念な内容でした」(競馬記者)
![「イチモツの不安」的中したドウデュース、ドバイでもアイビスサマーダッシュの再現…フォーエバーヤング以外が全滅でも盛り上がったドバイ狂騒曲の画像2](/wp-content/uploads/2022/04/220417_takeyutaka_07.jpg)
そのドウデュースは昨年のドバイターフは直前の脚部不安で回避。1年越しのリベンジをかけて忘れ物を取りに戻ったレースだったが、道中で行き場をなくしたまま不完全燃焼の5着で入線。装鞍所で馬っ気を出したところに水を掛けられるシーンもあった。こちらについては“平常運転”らしいのだが、一抹の不安ならぬ“イチモツの不安”といったところか。
「残念ですね。不完全燃焼です。厳しいレースになりましたね。スタートも遅かったし、動きづらいポジションに入ってしまいました。状態が良かっただけに残念ですし、悔しいです。また頑張ります」
レースをそう振り返った武豊騎手のコメント通り、スタートで出遅れて内目からリカバーを試みるも馬群がバラけないまま壁、壁、壁。最後の直線で懸命に進路を探そうと苦心したが、ほとんどまともに追えることなく終戦。ここを難なく通過するようなら、陣営から再び凱旋門賞(仏G1)に挑戦というワードも飛び出したかもしれないが、内枠を引いた時点で勝利の女神から見放されていたのかもしれない。
ただ、それ以外でも色々な意味で盛り上がったことは確かだ。
芝3200mのドバイゴールドC(G2)を制したタワーオブロンドンが、2019年のスプリンターズS(G1)優勝馬である日本馬のタワーオブロンドンと同じ馬名だったことや、アルクオーツスプリント(G1)なのに、アイビスサマーダッシュ(G3)が行われているのかと錯覚しそうになったジャスパークローネの大外逃避行など、まるで狂騒曲のような今年のドバイワールドカップデーだった。
さて、今週からはいよいよ春のクラシックシーズンも到来。気温の上昇とともに競馬ファンのボルテージもますます上がっていくはずだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
関連記事
横山典弘「51 馬身差の最下位」も貫いた不動の流儀! 27年ぶりドバイ参戦「無事に終われて良かった」大差負けも賞賛の声続々
【桜花賞】スウィープフィート「G1・3勝」名牝の20年越しリベンジへ!「悔しいです」直線どん詰まりで無念の不完全燃焼…武豊ドバイの雪辱なるか
【ニュージーランドT(G2)展望】ボンドガール「桜花賞抽選漏れ」なら武豊と新コンビ!3歳マイル王へ向けた重要前哨戦にスピードスターが集結
【阪神牝馬S(G2)展望】「JRAレコード樹立」阪神で巻き返しへ…マスクトディーヴァがJ.モレイラと新コンビ結成!
【大阪杯】ベラジオオペラ「ど根性」で戴冠! リバティアイランド、ドゥレッツァが負けても…オペラがいる! 遅れてきた大物が魅せた「弱小」4歳世代の意地