真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.07.10 09:26

【ジャパンダートダービー(G1)展望】今年の「地方勢」は一味違う!? 世代の頂点に立ち「怪物」エピカリスに挑戦状を叩きつけるのは……
編集部
デビュー戦こそ芝でシンガリ負けを喫したが、ダートに替わってからは9戦して3勝2着5回3着1回と馬券圏内を外したことがない。それも現在は連勝中と、どちらかといえば勝ち味に遅かった弱点が解消されつつある状況だ。
特に前走の兵庫チャンピオンシップ(G2)では、鋭い脚で好位から抜け出すと、最後は逃げ粘るノーブルサターンを競り落としてのゴール。3着以下には3馬身以上の着差をつけており、初の重賞挑戦でさらに内容のあるパフォーマンスを見せている。
サンライズノヴァとは年明けの500万下で1度対戦しているが、その時は半馬身差後れを取っての2着だった。しかし、向こうもこちらもあの時とは馬が違うはず。急速に力をつけるこの時期の3歳馬だけに、改めて決着をつけることとなりそうだ。
そんなタガノディグオとは異なり、勝ったり負けたりを繰り返しながら伸し上がってきたローズプリンスダム(牡3歳、美浦・畠山吉宏厩舎)は、なんとも不気味な存在だ。
芝のデビュー戦こそ勝利したが2戦目で躓くと、ダートに路線変更。いきなり2着に好走し勝ち上がりも時間の問題と思われたが、次走は4着。ただ、仕切り直しとなったレースで勝ち上がっている。その後も初のオープン挑戦となった前々走の端午Sでは見せ場なく惨敗したものの、続く前走の鳳雛S(OP)ではまくり合戦を制して勝利を上げた。
鳳雛Sではサンライズノヴァを破っており、その潜在能力は紛れもなく一級品といえるローズプリンスダム。だが、デビューからずっと好走と惨敗を1戦おきに繰り返す典型的なムラ駆けタイプなのが玉に瑕だ。今回は順番的には惨敗してしまう番だが、果たして結果は如何に……。
ここまでは毎年圧倒的な力を見せているJRA勢だが、過去にはマグニフィカやフリオーソ、トーシンブリザードが勝利するなど、迎え撃つ地方勢にも決して勝利の目がないわけではない。
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……