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C.ルメール「16鞍中14鞍」1番人気もリーディング奪取はお預け…宝塚記念ウィークはライバルと直接対決

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ルメール騎手のリーディング返り咲きはあるか 撮影:Ruriko.I
ルメール騎手のリーディング返り咲きはあるか 撮影:Ruriko.I

 NHKマイルC(G1)の行われた5月5日にドバイの落馬負傷から復帰したC.ルメール騎手は、現在ハイペースで勝ち星を量産中。自身が戦列を離れている間にリーディングの座を川田将雅騎手に明け渡したが、ライバルを上回る快進撃で射程圏に捉える位置まで復活を遂げている。

 ただ当然ながら王座防衛に燃える川田騎手も意地を見せる。背後から忍び寄る足音は日ごとに大きくなりつつあるが、2週前に1勝差まで詰め寄られたものの、先週末の開催でもリードをキープ。逆転阻止に成功している。

ライバル2人の直接対決の行方は?

 その一方で、先週末のルメール騎手が小休止したのも事実。土日の東京で16鞍に騎乗して4勝と悪くない成績を残したが、勝率では25.0%にとどまった。これだけでも十分に好成績といえるのだが、ここ1ヶ月近くは2回に1回勝っているペースだったことを考えると減速したともいえるだろう。

 というのも得意の東京開催で16鞍中14鞍が1番人気、残り2鞍も2番人気という超豪華なラインアップだったからである。これには「ルメール人気」も多分に含まれていると考えられるが、ルメール騎手としては物足りなさを感じたのも確かだ。

 また、川田騎手にとって好都合なのは、宝塚記念(G1)の後にルメール騎手が夏休みを予定している点。仮に今週末の開催で“定位置”への返り咲きを許したとしても、ルメール騎手が不在の間に再び王座を奪還するチャンスは十分にある。

「ルメール騎手自身がリーディングジョッキーにそれほどこだわりを持っていなさそうなことも大きいですね。本人はむしろ家族と過ごす時間やリフレッシュに重きを置いている印象です。むしろそういったハンデをもらいながらも、ルメール騎手にリーディングを奪われている日本人騎手の踏ん張りに期待したいです」(競馬記者)

 今年は夏休みが終わった後、北海道でなく新潟を拠点に騎乗予定のルメール騎手。ノーザンファームも全面的なバックアップを予定しているという話も聞いている。おそらく期待の2歳新馬たちがスタンバイしているはずだ。

 川田騎手もこのまま逆転を許すことなく、ルメール騎手の夏休みの間に首位固めをしておきたいところ。今週末は京都で直接対決が控えているだけに正念場となりそうだ。

GJ 編集部

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