
武豊と菊花賞4着馬が新コンビ結成!? 牡馬クラシック皆勤馬の「2代目」が登場、タイトル制覇を期待する声

残り2週となった今年の函館開催。リーディング争いに目を向けると、騎手部門では横山武史騎手が10勝でトップに立っている。
その横山武騎手をわずか1勝差で追うとともに、自身初となる函館リーディングの期待もかかっているのが、今年で38年目を迎えたレジェンド武豊騎手だ。
先週土曜に3勝の固め打ちで一時的にトップに立ったものの、翌日に差し返されることとなった。それでもレジェンドは自身の公式サイトに「競った場所にいられるというのはうれしいことです」と、週末が充実していることをつづっている。
今週は土曜のみ函館で騎乗となるが、白星を意識できる馬が複数スタンバイしている。その中の1頭が5Rの2歳新馬戦でコンビを組むベールドインパクト(牡2歳、美浦・小島茂之厩舎)だ。
ベールドインパクトは岡田牧雄オーナーの所有馬であり、岡田スタッドの生産馬。先月の宝塚記念(G1)を勝ったブローザホーンと同じ組み合わせとなる。父ダノンバラードは昨年の新潟2歳S(G3)を勝ったキタウイングなどを送り出している。
デビュー戦に向けた最終追い切りには武豊騎手自らが跨り、函館の芝コースで併せ馬を敢行。手応え十分で併入に持ち込むと、レジェンドも「非常に乗りやすい」と好感触を口にした。下馬評でも上位に推されており、いきなり好勝負が期待できそうだ。
先代のベールドインパクトは牡馬クラシック皆勤
ちなみベールドインパクトという馬名を聞いて、ピンと来たファンも少なくないかもしれない。というのも同名の先代が走っており、本馬はその2代目となるからだ。
初代ベールドインパクトはディープインパクト産駒で、G1馬コイウタの半弟。2011年にデビューすると、翌年はすみれS(OP・当時)を勝利し牡馬クラシック三冠にも皆勤した。2013年3月の阪神大賞典(G2)4着の後、重度の屈腱炎を発症。現役生活にピリオドを打つこととなった。
それからおよそ11年。2代目ベールドインパクトの登場にSNSやネット掲示板では「懐かしい、と思ったら2世なんですね」「好きな馬だったなぁ」「オープンまで行ってくれそうな名前」「2代目はぜひタイトルを獲ってほしい」など、初代を懐かしむ声や2代目に重賞制覇を期待するコメントが寄せられている。
「ベールドインパクトは重賞タイトルにこそあと一歩届かなかったものの、2012年の牡馬クラシックに皆勤し、菊花賞(G1)でも4着に好走。名脇役として記憶に焼き付いているファンも少なくないのではないでしょうか。
それにしてもつい最近まで先代のベールドインパクトが走っていたような気もしたのですが、引退してからもう10年以上も経っていたんですね(笑)」(競馬記者)
先代が叶わなかった重賞勝利の期待もかかる2代目ベールドインパクト。まずはデビュー戦で武豊騎手を背にどのような走りを見せてくれるだろうか。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆