「G1中休み」とは言っていられないブリーダーズCの開催!フォーエバーヤング、ウシュバテソーロも登場…武豊オーサムリザルトの快進撃はまだ続くか?
今週末はJRA・G1の開催もなく中休みとなる。毎週のようにG1が行われる秋競馬の中で競馬ファンもホッと一息といったところだが、そうは問屋が卸さない。
中央競馬のG1こそないものの、11月2日と3日(現地時間では1日と2日)にアメリカのデルマー競馬場で2024ブリーダーズCが行われるのだ。
フォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、武豊オーサムリザルトも登場
土曜にはBCジュベナイルターフ、BCジュベナイル、BCジュベナイルフィリーズ、BCジュベナイルターフスプリントの4レース。日曜にはBCクラシック、BCターフ、BCマイル、BCフィリー&メアターフ、BCディスタフ、BCスプリント、BCダートマイルの7レースが開催される。このうち、日本で馬券が発売されるのはターフ、クラシック、フィリー&メアターフ、マイルの4レースが対象となる。
注目度の高さはフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、デルマソトガケの3頭が出走を予定しているBCクラシックだろう。
5月のケンタッキーダービー(G1)を不本意な内容で僅差の3着に惜敗したフォーエバーヤングにとってもリベンジのかかる一戦。昨年の同レース2着デルマソトガケ、同5着のウシュバテソーロも力の入るレースだ。
まさに世界最強クラスの布陣を誇っている日本勢だが、倒さなければならない強敵もいる。それは、現在G1・3連勝中のシティオブトロイである。ダート経験のない相手とはいえ、イギリスダービー馬の実力は確か。6戦全勝で2018年の米三冠馬に輝いたジャスティファイを父に持つだけに、不安よりも期待の方が大きい。
また、BCターフには昨年3着のシャフリヤール、今年の大阪杯(G1)で2着に入ったローシャムパークがスタンバイ。どちらも勝てる実力を秘めている馬だ。
そしてBCマイルはジオグリフとテンハッピーローズの2頭が出走を予定。前者は3歳時に皐月賞(G1)でイクイノックスとドウデュースを撃破して戴冠した実力の持ち主で、後者は今年のヴィクトリアマイル(G1)を14番人気の超大穴で優勝したクセモノ。下馬評の人気は高くないかもしれないが、意外性のある馬たちだ。
また、BCディスタフに出走を予定しているオーサムリザルトも注目したい。本馬はデビューから7戦無敗で快進撃を続けている未来のダート最強牝馬候補。鞍上の武豊騎手は天皇賞・秋をドウデュースで制し、その熟練の手綱捌きは健在だ。
残念ながら本レースの馬券は日本で発売されないがチェックは必須。ちなみに今年のマーメイドS(G3)を制したアリスヴェリテは、BCフィリー&メアターフではなくこちらに登場。北米で活躍の木村和士騎手とのコンビも注目したい。
PICK UP
Ranking
11:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 武豊「俺の庭」でルメールに並ぶ大爆発!ドウデュース以来の1日6勝、菊花賞デーに期待の新馬も大差勝ち