
馬にだって「働きたくない日」はある? レパードS(G3)で”個性派”テイエムアンムートがまさかの「レース放棄」も共感の声が続々!
「ゲートが開いても、馬がレースに参加しようとしなかった非常に珍しいシーンでしたが、決して前例がないわけではなく、正式には発進不良の一種で『膠着(こうちゃく)』といわれています。競走馬はデビュー前の馴致の段階からレースに対する訓練を受け、本能的に集団で走りたがるのでゲートが開いて周りの馬が飛び出すと、たとえ出遅れても基本的にはついて行こうとします。
しかし、ごく稀にこういったことが起こるようですね。以前から柴田(光陽)調教師も『返し馬から尻尾を振ったりと、難しいところのある馬』と真面目に走らないことを指摘されていましたが、まさか走ることさえ拒否するとは……。もともとゲートが良くない馬でしたが、ここまで(キャリア11戦)はちゃんとレースに参加していたんですけどね……」(競馬記者)
我々人間でも「今日は仕事をしたくない」と思う日はあるものだが、馬も非常に頭のいい生き物だ。
ましてやこの日の新潟は、最高気温が31.4度という真夏日。レパードSの発走時間は午後3時45分である。馬券を購入したファンはもちろん気の毒だが、北海道の日高生まれのテイエムアンムートが「今日は走りたくない」と我を通しても、それはそれで仕方のないと、どこか納得してしまいそうになる。馬だって、暑い日は休みたいのだろう。
残念ながらスタート後のことなので馬券の返還等はなかったが、あまりにも予想外の出来事に思わず笑って許してしまったファンも多かったようだ。
レース後、『Twitter』や『netkeiba.com』内の掲示板では「かわいい」「今日のMVP」「逆にファンになった」など、テイエムアンムートに対する温かいコメントで溢れた。酷暑の中で行われたレースに思わず嫌気がさしてしまった本馬に、どこか共感できる部分があったのかもしれない。
こういった我の強い馬を見ると、どうしても思い出されるのがG1を3勝した名牝スイープトウショウだ。
牡馬を相手に宝塚記念(G1)を勝つなど卓越した能力を秘めていたが、その一方で調教やレース前で気に入らないことがあると突然立ち止まり、一切動かなくなる気難しい面があった。わがままな”お嬢様”と、いつも手を焼いていた印象のある主戦の池添謙一騎手は、記憶に残る名コンビだった。
この日のレパードSを見た限り、このテイエムアンムートも気性面ではかなりの大物気質だ。今回は残念な結果だったが、いつかスイープトウショウのような”個性派女優”として、その走りでもファンを沸かしてほしい。
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