
調教師の「お調子発言」にファンが総ツッコミ!? 「超久々2000m」のサウンズオブアースが札幌記念(G2)で”覚醒”する理由とは……

先週13日に行われた関屋記念(G3)で見事、7番人気の低評価を覆して重賞3勝目を飾ったマルターズアポジー。
しかし、レース後、満面の笑みを浮かべていた堀井雅広調教師の「もともと1600mが最適の距離だと思っていた。ベストの舞台で実力を発揮できた」(サンケイスポーツ)発言には、思わず「オイオイ」とツッコミを入れたファンも多かったのではないだろうか。
何故なら、マルターズアポジーは年10月にオープンクラスに昇格して以来、今回まで一度もマイルのレースを使われたことがなかったからだ。
実際にオープン入りとなった1600万下はマイルで勝ち上がっていたのだが、それからはマイルを走るどころか、2500mの有馬記念にも挑戦して大敗……完全に”逆走”していた。
とはいえ、骨太のメンツが揃った関屋記念を制し、サマーマイル王だけでなく、秋のマイルCS(G1)まで見えてきたマルターズアポジー。今後はマイル路線の”台風の目”になるかもしれない。
ならば2匹目のドジョウではないが、今週20日の札幌記念(G2)に出走するサウンズオブアース(牡6歳、栗東・藤岡健一厩舎)も積極的に狙っていくべき存在ではないだろうか。
何故なら、今回陣営が「久々の2000mへの対応がカギ」と話している通り、実はサウンズオブアースは3年前の4月にオープン入りしてからというもの、一度も2000mを使われていないからだ。本来ならマイナス要素に見られがちだが、これは先述したマルターズアポジーと「ほぼ同じパターン」といえる。
すでに菊花賞、ジャパンC、有馬記念と超一流どころのG1で2着の実績があるサウンズオブアース。充実著しいヤマカツエースやエアスピネルなど強豪が揃った今回でも、実績はこの馬がNo.1となるが、その反面、ここまで21戦2勝ととにかく勝ち切れない競馬が続いている。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
関連記事
【札幌記念(G2)展望】衝撃の武豊降板! C.ルメール騎手とコンビを組む「新生」エアスピネルが、「2000mの鬼」ヤマカツエースに挑む
ネオリアリズムの札幌記念回避に大きな波紋 「人為的なミス」発覚で「損害賠償」を求める声も……?
エアスピネルの札幌記念挑戦に「武豊降板」の気配……国内専念の王者キタサンブラックとの”ブッキング回避”へ「脱・武豊」の可能性
【徹底考察】菊花賞(G1) レインボーライン「マイル王モーリスを追い詰めた最大の『惑星』福永祐一が絶賛した札幌記念の内容から『真価』に迫る」
【重賞展望・札幌&小倉2歳S(G3)】初重賞制覇を睨む素質馬が続々……札幌と小倉で夏競馬を締めくくるダブル2歳重賞が開催!