真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.15 09:57
調教師の「お調子発言」にファンが総ツッコミ!? 「超久々2000m」のサウンズオブアースが札幌記念(G2)で”覚醒”する理由とは……
編集部
そして極め付けが、このレースで2着だった本馬だ。実際にサウンズオブアースもまたゴールドアクターが勝った有馬記念でワンツーを決めたものの、2回の天皇賞・春では共に大敗。
“あの”菊花賞の2着さえ、あえて度外視すれば、本質的にもっとスピードに寄っており、3200mが長すぎた可能性は十分にある。さらにいえば「実は2000mが最も得意でした」という可能性もなくはないはずだ。
また、競走馬に最も大きな影響を与える父に目をやると、ネオユニヴァース産駒は昨年の札幌記念の覇者ネオリアリズムと同じ。単純な洋芝適性も期待できる。
だが、それ以上に注目したのはネオリアリズムが2000mの札幌記念だけでなく、香港のクイーンエリザベス2世CでG1初制覇を飾っている点だ。
他にも父の代表産駒となるヴィクトワールピサは、皐月賞とドバイワールドカップの勝ち馬。アンライバルドも皐月賞馬で、牝馬のイタリンレッドは七夕賞(G3)と小倉記念(G3)を連勝したサマー2000シリーズの覇者。ネオユニヴァース産駒がここまで上げたJRA重賞29勝の内、10勝が芝の2000m。ダートも含めてと考えれば相当な偏りである。
したがって、単純に使われていなかっただけで「現役最強の2勝馬」サウンズオブアースがが、ここで”覚醒”し「実は2000mが最も得意でした」という”オチ”がつく可能性は思った以上に低くないということだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
【札幌記念(G2)展望】衝撃の武豊降板! C.ルメール騎手とコンビを組む「新生」エアスピネルが、「2000mの鬼」ヤマカツエースに挑む
ネオリアリズムの札幌記念回避に大きな波紋 「人為的なミス」発覚で「損害賠償」を求める声も……?
エアスピネルの札幌記念挑戦に「武豊降板」の気配……国内専念の王者キタサンブラックとの”ブッキング回避”へ「脱・武豊」の可能性
【徹底考察】菊花賞(G1) レインボーライン「マイル王モーリスを追い詰めた最大の『惑星』福永祐一が絶賛した札幌記念の内容から『真価』に迫る」
【重賞展望・札幌&小倉2歳S(G3)】初重賞制覇を睨む素質馬が続々……札幌と小倉で夏競馬を締めくくるダブル2歳重賞が開催!