
竜王×白雪姫!? 注目の白毛馬ハウナニはレースでもファンを魅了?

シラユキヒメ一族の”白馬”がまた1頭デビューする。
今年ファンの前に登場するのはハウナニ(牝2歳、美浦・手塚貴久)。ハワイの言葉で「美しい雪」という馬名を持つ同馬は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて来週の3日(土)新潟競馬場のダート1200mへの出走を予定している。
ハウナニは2010年のTCK女王盃などダートグレード3勝を誇るユキチャンの3番子。父馬は種牡馬初年度産駒たちが次々に活躍している短距離王・ロードカナロアだ。
ハウナニは6月2日に美浦の手塚厩舎に入厩、15日にはゲート試験に一発合格している。同日にはフランケル産駒で、デビュー戦では目覚ましいスタートダッシュを決めたタニノフランケルもいたそうだ。
誰もが目を奪われる美しさを誇るハウナニだが、馬体はすでに500kg超え。「デイリースポーツ」によれば、美浦のウッドコースで内田騎手を背にOP馬のマイネルスフェーンとデビュー1週前リハを行ったという。その際、内田騎手は「パワータイプでいい走り」と振り返ったと伝えられている。
「もともとハウナニは、素質はユキチャン産駒No1と評価されていました。ユキチャンは芝でも勝利を上げていますが、ダートでの成績のほうがいいことで知られています。馬体が大きくパワータイプというのは好材料ではないでしょうか。またユキチャン産駒は、これまで父馬キングカメハメハのポリアフと父馬がハービンジャーのシロインジャーがいます。ですが、ポリアフは1勝、シロインジャーは未勝利でそれぞれ引退しており、好成績を残しているとは言い難いです。また半弟にはヨハネスブルグ、ノヴェリストなどをつけているため、まだ種牡馬を模索しているよう。このハウナニが成功すれば、このままロードカナロアと掛け合わせ続けられるかもしれませんね」(記者)
現在、シラユキヒメ一族の一番の出世頭といえば、ハウナニの叔父にあたるシロニイが挙げられるだろう。前走では1000万下の天草特別で2着と惜しいレースを見せた。次走は9月3日に小倉競馬場で行われる西日本スポーツ杯を予定しているという。
場所と時間は違うものの、同日にレースに登場することになったハウナニとシロニイ。2頭ともに、白毛という容姿ではなく、その走りでファンを魅了してもらいたいものだ。白馬の一族に期待したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは