GJ > 競馬ニュース > 【凱旋門賞(G1)展望】  > 3ページ目
NEW

【凱旋門賞(G1)展望】最強女王エネイブルに、日本のサトノダイヤモンドが「背水の陣」で挑む!決戦の地に今年も世界の強豪が集結!

【この記事のキーワード】, ,

 昨年の凱旋門賞で2着した後は米国のブリーダーズCターフを優勝し、凱旋門賞馬ファウンドに借りを返している世界的強豪。ただし、続く香港ヴァーズ(G1)で日本のサトノクラウンに敗れたように、必ずしも絶対的な存在ではない。

 しかし、その力はまだまだ健在。今年もコロネーションC(G1)、プリンスオブウェールズ(G1)と2つのタイトルを積み上げ、6つ目のG1制覇。紛れもない歴史的名馬といえる存在だ。キングジョージ6世&QESでは重い馬場に苦しみエネイブルに敗戦したが、昨年のような混戦になれば、豊富な経験値がモノを言いそうだ。

 実績という点では、昨年の3着馬オーダーオブセントジョージ(牡5歳、愛・A.Pオブライエン厩舎)も面白い一頭だ。

 昨年、4000mのゴールドC(G1)を制してカルティエ賞最優秀ステイヤーを獲得したように、オーダーオブセントジョージの本来の距離適性を考慮すれば2400mでは足りない。しかし、昨年の凱旋門賞では果敢に先行すると、最後までしぶとく粘り切って3着を確保。7番人気の低評価を覆している。

 さらに今年は、昨年2着だった2800mの愛セントレジャー(G1)を9馬身差で圧勝。重馬場のスタミナ勝負には滅法強く、今年の凱旋門賞でもライバルにとって、そのスタミナは脅威となりそうだ。

 まだ出否が未定ながら、仮に出てくれば決して軽視できないのがニエル賞(G2)を勝ったクラックスマン(牡3歳、英・J.ゴステン厩舎)だろう。

 英ダービーで3着、愛ダービー(G1)2着と春は勝ち切れない戦いが続いたが、8月のグレートヴォルティジュールS(G2)を6馬身差で圧勝。そのままの勢いで、本番と同舞台のニエル賞も3馬身半差で連勝を飾っている。

 ただし、現在は凱旋門賞と英チャンピオンS(G1)との2択といった状況。おそらく英チャンピオンSに進めば純粋に勝利を目指し、逆に凱旋門賞に出走してくるなら、主な役割は同厩のエネイブルの援護になりそうだ。場合によっては、今年の凱旋門賞の結果を左右する存在になるかもしれない。

【凱旋門賞(G1)展望】最強女王エネイブルに、日本のサトノダイヤモンドが「背水の陣」で挑む!決戦の地に今年も世界の強豪が集結!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  2. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  3. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  4. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  5. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
  6. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  7. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  8. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!?  ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  9. JRAジャパンC(G1)ヨシオ「冷やかし出走」疑惑に西山茂行オーナー反論! 「何言っているんだ」最強馬決定戦の“珍客”に隠された陣営の思い
  10. 【日本ダービー】ジャスティンミラノに立ちはだかる不吉な予兆!? ディープインパクト、コントレイルはクリアも…無敗の二冠馬が「1勝3敗」の落とし穴