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【凱旋門賞(G1)展望】最強女王エネイブルに、日本のサトノダイヤモンドが「背水の陣」で挑む!決戦の地に今年も世界の強豪が集結!

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 陣営が発表した主な敗因は3つ。コンディションが本物でなかったことと、重馬場に苦しんだこと、そしてレース中に外傷を負ったことだ。外傷はすでに癒え、コンディションにも良化の跡が伺えるが、問題は馬場。少なくとも、当日は良馬場で迎えたいところだ。今のところは雨予報らしいが……。日本の悲願は、この馬に懸かっている。

 迎え撃つ欧州勢は今、1頭の歴史的名牝に注目が集まっている。英愛オークス、キングジョージ6世&QES、ヨークシャーオークスと現在G1・4連勝中のエネイブル(牝3歳、英・J.ゴステン厩舎)が、今年の凱旋門賞の主役となりそうだ。

 英オークス(G1)を5馬身差で圧勝してG1初制覇を飾ると、続く愛オークス(G1)も5馬身半差で連勝。この時点で凱旋門賞戦線の1番人気に躍り出るが、キングジョージ6世&QES(G1)で超一流古馬陣を楽々撃破したことで、完全なる「1強」状態を築き上げている。

 さらに前哨戦のヨークシャーオークス(G1)でも、5馬身差で古馬牝馬を一蹴。圧倒的な強さでここまで勝ち進んでおり、現地ではすでに「10年に1頭の逸材」という声まで聞かれる。

 日本の馬券発売でも、おそらく1番人気が濃厚な世界最強牝馬がどのような走りを見せるのか。世界中のホースマンが注目している。

 逆転候補の1番手は、同じく英国のユリシーズ(牡4歳、英・M.スタウト厩舎)か。

 キングジョージ6世&QESでは2着とエネイブルに遅れは取ったものの、前走は英インターナショナルS(G1)を2馬身差で快勝。7月のエクリプスS(G1)と合わせて、今年G1・2勝目となり充実ぶりは著しい。

 ただ、母が英オークス馬という超良血馬ながら課題は2400mになりそうだ。2400mは英ダービー(G1)、昨年のブリーダーズCターフ(G1)、そして今年のキングジョージ6世&QESといずれも敗戦。今年勝った2つのG1も2000mと2100mだけに、距離の壁は小さくなさそうだ。

 実績という点では、昨年の2着馬ハイランドリール(牡5歳、愛・A.Pオブライエン厩舎)は、まだまだ見限れない強豪だ。

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