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凱旋門賞(G1)サトノダイヤモンド屈辱の「10番人気」で終戦ムード!? 当日雨予報でサトノはサトノでも「サトノクラウン」待望論が最高潮


 今のサトノダイヤモンドが、いかに苦しい立場に立たされているのか……それは現地の本場に対する評価を見れば明らかだ。

 世界的な知名度を誇る英国のブックメーカー・ウィリアムヒル社によると、27日現在のサトノダイヤモンドの単勝は、屈辱の10番人気。フォワ賞前では2番人気、敗戦後も上位人気の一角だったが、一向に回復しそうもない馬場状態に評価が下がり続けている。

 これを「終わった」と見るか、逆に「美味しい」と見るかは人それぞれだろう。しかし、ここに来て日本のファンからは、今年の宝塚記念(G1)を優勝した「あの馬」の待望論が非常に高まっている。

「サトノクラウンですね。雨が降った重い馬場では国内最強の存在でしょうし、稍重で行われた今年の宝塚記念も強いレースぶりでした。今のシャンティイなら『サトノダイヤモンドよりも期待できる』という声もわかりますね。同じ里見治オーナーの所有馬ですし、この馬が今現地にいないのは、非常にもったいない気がします」(競馬記者)

 サトノクラウンの父のマルジュは、日本での実績が本馬以外ほぼない。だが、欧州では数多くの重賞馬やG1馬を輩出しており、日本よりも欧州向きの種牡馬といえる。実際に本馬もここまで上げた国内6勝の内、4勝が稍重以上の重い馬場になった時であり、逆に良馬場で成績を落としている節さえある。

 また、昨年の香港ヴァーズ(G1)では、今回の凱旋門賞でも有力視されているハイランドリールを破る金星を挙げており、世界的な評価はむしろサトノダイヤモンドよりも高い。

 実際にサトノダイヤモンドの凱旋門賞挑戦が決定した際も、サトノクラウンの辞退はファンの間で大きな議論を呼んだ。特に宝塚記念でキタサンブラックら強豪を退けてからは、サトノダイヤモンドよりも待望論が高まり、その声は未だに燻ぶり続けている。

 無論、レース直前の今となってはすでに登録が締め切られており、空しい議論に過ぎない。

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