
凱旋門賞(G1)サトノダイヤモンド屈辱の「10番人気」で終戦ムード!? 当日雨予報でサトノはサトノでも「サトノクラウン」待望論が最高潮

いよいよ10月1日に迫ったフランスの凱旋門賞(G1)。だが、年に1度の日本が世界の頂点に挑む戦いであるにもかかわらず、「わくわくしない」という声が相次いでいる。
その最大の原因は、やはり日本を代表して凱旋門賞に挑戦するサトノダイヤモンドにあるのだろう。本馬は今月10日の前哨戦フォワ賞(G2)に出走。世界の頂点に立つことを考えれば、到底負けられないメンバーを相手に6頭中4着に沈んだ。
レース後、主戦のC.ルメール騎手や池江泰寿調教師といった陣営は、雨で重くなった馬場に対応できなかったこと主要な敗因に挙げ、本番を「良馬場」で迎えることができれば巻き返せることを強調している。
しかし、サトノ陣営の祈りも空しく凱旋門賞当日は雨予報となっている。
海外競馬の第一人者となる合田直弘氏によると、今週月曜日の段階で、現地の馬場硬度を測定するペネトロメーターは「3.7」。これは、フォワ賞当日と同じ値だという。この中間はまとまった雨こそ少なかったものの曇り空が続き、なかなか馬場が乾いていないようだ。さらに凱旋門賞当日だけでなく、金曜日にも降雨が予想されており、下手をすればフォワ賞よりも、さらに悪化した馬場で本番を迎えることにもなりかねない状況である。
陣営はサトノダイヤモンドの上昇ぶりをアピールしているが、あれだけ敗因が雨でにあったこと強調した上で、この状況では応援するファンのテンションが上がるはずもない。
すでにネット上ではSNSを中心に「これだけワクワクしない凱旋門賞は初めて」「もう日本に帰ってきた方が良いのでは」「もともとキタサン(ブラック)に負けた馬」など、ネガティヴコメントで溢れ返っている。
ここに来て「調子の良さで道悪もカバーできる」という報道もなされているが、さすがに無理があるのか「滑稽」という意見すら聞かれる悲惨な状況だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA 鼻血を出しながら未勝利馬が初勝利! ウオッカ、オルフェーヴルら過去の名馬も苦しんだ難病、サラブレッドに及ぼす鼻出血の影響が人間と決定的に異なる理由とは