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【南部杯(G1)展望】G1・10勝目を狙うコパノリッキーに「新ダート王」ゴールドドリームと「豪脚」カフジテイクが挑む!

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 今年のフェブラリーS(G1)でコパノリッキーやベストウォーリアといった並居る強豪を押し退け、ダートマイル王の座を戴冠したゴールドドリーム。新時代の幕開けを高らかに告げたのだが、その後はドバイワールドカップ(G1)に挑戦して14着に大敗。前走の帝王賞でも良いところなく7着に敗れている。

 しかし、マイル戦に限っては[3.1.0.0]と圧倒的な相性を誇っており、フェブラリーS(G1)を始めユニコーンS(G3)の勝利など、その内容も申し分ない。ここ2戦は王者らしからぬ走りが続いているが、ベスト距離のマイルとなれば巻き返しは必至だ。

 ポイントになるのは初の小回りのマイル戦か。長い直線の東京競馬場とは勝手が違うため、上手く対応できるかが復活のカギを握りそうだ。再結成となった川田将雅騎手とのコンビにも注目したい。

 マイル実績ならば、こちらも負けてはいない。南部杯2勝を誇るベストウォーリア(牡7歳、栗東・石坂正厩舎)が虎視眈々と頂点獲りを狙っている。

 やはり、この馬が勝利を掴むにはこの舞台が最適なのか。近年稀に見る善戦マンの異名を誇るベストウォーリアは、常に高いパフォーマンスを発揮し、安定した競馬を見せているものの一昨年の南部杯以来、勝利がないのが実情だ。

 しかし、勝ち切れない間もすべて2着から4着とまったく崩れておらず、JBCスプリント(G1)やフェブラリーSの2着など、その内容も充実。勝ち切れないものの三連複の軸として、この馬以上の信頼を誇る馬は競馬界全体を見渡してもそうそういない。

 ただし、競馬は勝利してこそ評価され、歴史に名を残すことができる世界。今年で7歳シーズンを迎えているベストウォーリアだが、南部杯2勝だけで終わってしまうには、あまりに惜しい存在。残り少なくなった現役生活で、1つでも多くの勝利を積み上げたいところだ。

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