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2017.10.05 17:51

ビッグアーサー引退……福永祐一と「苦楽」をともにした快速馬の未来は
編集部

2016年の高松宮記念(G1)を制したビッグアーサーの引退、種牡馬入りが「スポーツニッポン」で報じられた。今後は、北海道新ひだか町にあるアロースタッドでけい養されるという。
日本競馬を代表するスプリンター・サクラバクシンオーを父に持つビッグアーサーはデビュー戦を4番人気で圧勝。それ以降、10戦連続で1番人気を背負い続けていた。だが重賞には手が届かず、陣営はこの現状を打破すべく、16年3月の高松宮記念から手綱を福永祐一騎手に託すことを決める。
そして迎えたレース当日、1人気に支持されたビッグアーサーと福永騎手のコンビは軽快に走り、悲願の重賞・G1初制覇を達成。しかも、ロードカナロアが持っていた従来のレコードを1.4秒も更新するタイムまで記録した。圧倒的なスピードで重賞を勝利したこのコンビは続くセントウルS(G2)でも危なげなく勝利を収め、統一王者になるべくスプリンターズS(G1)へ向かう。
秋の電撃6ハロン戦、ビッグアーサーは1枠1番という枠を引き当て、オッズは1.8倍の1人気に支持されていた。ほとんどの人がこのタッグが2冠を達成すると考えていただろう。だが後日、福永騎手はこの”絶好枠”を「難しい枠に入った」と感じていたという。
そしてその不安は的中する。ビッグアーサーはスタートから果敢に飛び出したものの、ミッキーアイルやネロ、ソルヴェイグらに出足で負け、すぐ前に先頭集団が形成されてしまう。
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