真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.19 17:55

菊花賞(G1)で「JRA21世紀初」の大珍事完成か!? 「当事者」にとっては微妙、馬券師には大チャンス
編集部
それどころか、最後に「全クラシックレースの勝利馬の父が異なった」のは、1999年にまでさかのぼる。後に「世紀末覇王」として君臨するテイエムオペラオーや、武豊に日本ダービー連覇をプレゼントしたアドマイヤベガの世代だ。ちなみに、その前にこの現象が起こったのは1990年。これもかなり時間が空いている。
よくよく考えてみれば、ナリタブライアンやディープインパクト、オルフェーヴルという「三冠馬」に加え、トウカイテイオーにエアシャカール、最近ではゴールドシップにドゥラメンテなど「二冠馬」もかなり出現しているため、結果として「父が被る」可能性は高いことが理解できる。
また、90年代のサンデーサイレンスやブライアンズタイム、2000年代にはアグネスタキオン、2010年代になってからはディープインパクトとキングカメハメハの2強など、時代を彩った種牡馬がクラシックを席巻するのも大きな理由の一つだろう。
意外と珍しい出来事が起きそうな2017年。では今年の「菊花賞」はどうか。まだ勝っていない父馬を持つ出走馬で見ると……。
「ブレスジャーニーにバトルプラン、4頭が出るステイゴールド、ジャングルポケットにディープスカイ、ハーツクライと、これで絞るのはかなり困難かと……」(編集C)
なるほど。では大した情報にはならないか……いや、ちょっと待て。
「父被りなし」が完遂された1999年の勝ち馬はナリタトップロードで渡辺薫彦騎乗、その前の1990年はメジロマックイーンで、騎乗は内田浩一騎手が務めた。それがどうしたというのか。
実はこの鞍上、ともに「G1競走初制覇」だったのである。ちなみに縁起の悪い話だが、これが「最初で最後のG1制覇」でもある。ありがたいのかありがたくないのかは微妙だが……。
この条件に当てはめるとすると、ひとりの騎手が浮かび上がる。
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……