真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.26 06:25

キタサンブラックとサトノクラウンの「絆」は台風22号!? 天皇賞・秋「本命決着」へ、春古馬3冠を分け合った両雄が”同盟”を組む理由
編集部
先週の菊花賞(G1)に象徴されるように、日本列島はここ数週間、週末になると強い雨に祟られている。そして、29日に天皇賞・秋(G1)が控える今週末もまた、南から北上してきた台風22号の影響を強く受けることが懸念されている状況だ。
昨年の年度代表馬キタサンブラックを筆頭に豪華メンバーが集結したことで、戦前から「この秋一番のレース」という声まで上がっている今年の天皇賞。
しかし、レース当日に台風直撃となれば、前年比56.7%となった入場者数はもちろんのこと、売上に至るまで前年比88.8%と大打撃を受けた先週の菊花賞の例があったばかりだけに、JRAも気が気ではないだろう。
その一方で強風を”追い風”に、雨粒の1つ1つを”味方”に、台風の到来を心待ちにしているであろう存在がいる。現役最強の雨巧者サトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)の陣営と、そのファンとなる人々だ。
前走の宝塚記念(G1)。最後の直線で伸びあぐねた大本命キタサンブラックを尻目に、雨で重くなった馬場を感じさせない、パワフルな脚取りで突き抜けたサトノクラウン。3歳春に弥生賞(G2)を勝ち、クラシック制覇が期待された素質馬が、5歳にしてようやくたどり着いた初の国内G1制覇の瞬間だった。
その弥生賞の勝利以降、国内での4勝は、いずれも降雨の影響で馬場が湿った時という絵に描いたような雨巧者。実際に、この春も良馬場の大阪杯(G1)ではキタサンブラックらライバルに後れを取ったが、稍重となった宝塚記念ではきっちりと巻き返している。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】