日本ダービー「最大の惑星」レッドエルディストを軽視すべからず! あまりに不気味な「戦績」と「状況」、そして四位洋文の「思惑」とは
競馬つらつらよりディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド、エアスピネル、リオンディーズ、ヴァンキッシュランにスマートオーディン、マウントロブソン……。
名前をあげるだけでもワクワクしてしまう今年の日本ダービー(G1)。とりわけ上位人気勢は間違いなく今後の競馬界を背負って立つポテンシャルを秘めている。その中でのダービー勝利馬は、必ずや「世界」へ打って出るに違いない。
とはいえ、日本ダービーがフルゲート18頭で行われる以上、先に上げた実績馬だけでなく、出走馬すべてに大きなチャンスがある。そしてその中に、今年のダービーにおいてもっとも不気味な「惑星」ともいうべき1頭が存在する。
それが、青葉賞2着でダービーの切符をつかんだレッドエルディストだ。
青葉賞2着といえば、2013年のダービーで8番人気ながら3着に入ったアポロソニックが記憶に新しいが、決してダービーで実績を残した馬が多いわけではない。ただでさえ青葉賞馬が「ダービーでは決して勝てない」ジンクスがある中で、2着馬が活躍する可能性など低いのではないか、と考えても不思議ではないだろう。
しかし、レッドエルディストのこれまでの足取りや”状況”を考えると、決して軽視できる存在でないことが浮き彫りになる。同馬の”怖さ”について、以下の項目にまとめた。
高松宮記念開催日の馬場と、完勝した大寒桜賞の内容
3月末に開催された春の最強スプリンター決定戦・高松宮記念当日、9Rの大寒桜賞(500万下 2200m)にレッドエルディストが出走。この日の中京競馬場は先行馬が軒並み残り次々とレコードが生まれる超高速馬場。外を回った馬はまず差し届かない状況だった。レッドエルディストは、このレースを「後方から外を回して」差し切り勝ちを収めている。まず不可能といえる”状況”の中勝利を収めてしまった点には大きな意味があり、同レースで同じく後方からの競馬で4着としたカフジプリンスは、その後東京の新緑賞(500万下)を快勝しているように、その水準は高いと見ていいだろう。
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