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JRA和田竜二騎手が「最高記録」を棒に振ってでも成し遂げたいこと。「今は自分の事より……」定年間近の師匠に最後の恩返し

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「今は自分のことより、先生の500勝を目指していることの方が面白い」

 並居る強豪を押し退けて現在リーディング5位(11月5日現在)。86勝を上げキャリアハイを更新し続けている和田竜二騎手は、最近どんどん注目が高まっているジョッキーの1人だ。現在公開されている『netkeiba.com』のインタビュー企画では、そんな”伸び盛りのベテラン騎手”が、現在の心境を赤裸々に語っている。

 この秋、モズカッチャンを巡る非情な乗り替わりを告げられたものの、初対決となったローズS(G2)では「僕にも意地がありますから」とラビットランで元相棒を撃破。昨年の熊本地震の際は誰よりも早く義援金の寄付を行い、今でも通算勝利数100勝の区切りを迎える度に、京都府京丹後市の児童養護施設を訪問し支援を続けている。

 人と人との関わりがどんどん希薄になり、心無い転厩や乗り替わりなども増えている昨今の競馬界で、和田騎手は「義」を重んじる貴重な男である。なかなかできることではないが、そんな”人物”を育て上げたのが、和田騎手が「先生」と慕ってやまない師匠の岩元市三調教師だ。

 天才と称された父を持つ福永祐一騎手、JRA史上初の女性騎手に双子の兄弟など、個性派ぞろいの『花の12期生』の一員として1996年にデビューした和田騎手。所属先となった岩元厩舎には縁もゆかりもなかったが、JRAの厩務員として40年間勤め上げた父・守氏の尽力もあって配属が決まった。

「心が曇るようなことは、絶対にするな」

 デビューしたばかりの頃はとにかく怒られてばかりだったそうだが、岩元調教師が和田騎手に口うるさく伝えた教えがこの言葉であり、そして「一生勉強」というスタンスだった。

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