【東海S(G2)展望】テイエムジンソク1強ムードを打破!? ダート界の強豪が集結「プレミアムG2」開幕!
2018年JRAのG1開幕戦となるフェブラリーS(G1)に向け、ダート界の強豪が始動。春のダート王決定戦の前哨戦・東海S(G2)には、ダート界の主役を目指す実力馬が出走予定となっている。
その中で注目したいのは、2016年の5月から全て掲示板を確保。2017年は9戦連続で馬券圏内(4勝を含む)と、安定感抜群の走りを披露し続けているテイエムジンソク(牡6歳、栗東・木原一良厩舎)だ。
昨年は春からオープン特別を4馬身差、5馬身差で圧勝。続くエルムS(G3)は惜しくも2着に敗れたが、レコードタイムをマークした勝ち馬との差はわずか0.1秒と地力の高さを見せつけた。
続くみやこS(G3)では3番手追走から早めに先頭に立つと、自慢のスピードで他を圧倒。最後まで脚色は鈍ることなく、後続に2馬身半差をつける横綱相撲で重賞初制覇を果たした。
1番人気に支持されたチャンピオンズC(G1)は惜しくもクビ差2着と敗れたが、G1初挑戦・初の左回りという条件でも自身の力を見せつけた点は高く評価できる。ダート路線の主役に躍り出たと言えるだろう。
11日に栗東CWで6F78秒8の好時計を叩き出すなど、状態面にも不安は感じられない。G1獲りへの通過点となるココは負けられない1戦だ。
東京大賞典競走(G1)、日本テレビ盃(G2)制覇など実績上位のアポロケンタッキー(牡6歳、栗東・山内研二厩舎)も人気を集めそうな1頭。2016年の秋に初重賞のシリウスS(G3)で3着になると、みやこS(G3)で重賞初制覇を果たす。年末にはアウォーディーを始めとした強豪を退け、見事G1制覇を飾っている。
昨年はJBCクラシックで8着と大敗を喫するなど勢いを感じることはできなかったが、前走の東京大賞典では後方からしぶとく伸びて4着と好走。自力の高さを見せつけた。JRAのレースは久々となるが、力関係を考えれば上位争いは濃厚だ。
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