
2018年競馬「地味馬時代」到来? 重賞・オープンで大活躍「静かな注目馬」たちの成長にフォーカス

まだ何も決定しているわけではないが、最近競馬ファンの間で静かに話題になっている馬たちがいる。あくまで「静か」なのにはそれなりの理由があるわけだが……。
まず、18日の小倉大賞典(G3)を勝利したトリオンフ(セ4 栗東・須貝尚介厩舎)だ。2.3倍の1番人気に推された同レース、トリオンフは道中中団から徐々に進出し、4コーナーで馬なりでまくり気味に先頭に取り付く。直線ではあれよあれよという感じに後続との差を広げ、最後は流して2・1/2差の完勝だった。
昨年の5月にせん馬となり、夏頃から成績が安定。昨年11月の1000万下、今年1月の1600万下を3・1/2馬身、4馬身の差で連勝しており、今回も勢いそのままの圧勝劇ということで一気に競馬ファンの知名度が上昇した。父は欧州のマイル戦線で活躍したタートルボウル、母メジロトンキニーズも2006年のダイヤモンドS2着こそあるものの目立った繁殖がないという「地味」さだが、今後は大阪杯か、天皇賞かとG1レースへの出走も期待されている。「せん馬の星」となれるのかに注目だ。
またもう1頭、長距離戦線に一石を投じそうな素質馬が。11日の松籟Sを先行からの抜け出しで3・1/2差ちぎり捨てたガンコ(牡5 栗東・松元茂樹厩舎)である。
昨年末の1000万下を勝利して、年明けの日経新春杯(G2)に格上挑戦したガンコ。ここで7番人気ながら3着に入り能力を示し、松籟Sでは格が違うとばかりに完勝を飾った。これまではダート馬としてレースをこなしていたが、芝転向してから成績が安定している。
血統的には父がステイゴールドの仔であるナカヤマフェスタで母父シングスピール、3000m以上の長距離にも融通が利きそうな配合である。次走は武豊騎手で日経賞(G2)を予定しているという話もあり、ここで上位に食い込めば天皇賞の台風の目になれる可能性も。
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