【阪神大賞典(G2)展望】「新生」武豊クリンチャーVS「スタミナ王」福永祐一アルバート!関西の大物同士の「駆け引き」に注目!

どうやら陣営サイドとのトラブルが原因のようだが、乗り替わったのが歴代最多の天皇賞・春8勝を誇る「長距離の鬼」武豊騎手であれば、当然不足はない。勝ちっぷりによっては本番での主役の座も見えてくるだけに、まずは上々の船出と行きたいところだ。
スタミナ勝負なら、現役でも5指に入るであろうアルバート(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)が、今年は本気で天皇賞・春を獲りに来ているのかもしれない。
これまで3000mを超えるレースは天皇賞・春以外、すべて勝利している現役屈指のステイヤーとなるアルバート。しかし、昨年もダイヤモンド(G3)を完勝し、ステイヤーズS(G2)では3連覇を飾ったが、肝心の天皇賞・春では5着止まりだった。
3000m超のレースで抜群の強さを誇るアルバートだが、意外にも阪神大賞典の出走はこれが初めてとなる。仮にここでクリンチャーの勢いを止めるようなら、本番でも面白い存在になりそうだ。鞍上は昨夏までシュヴァルグランの主戦だった福永祐一騎手。長距離の腕に定評のある騎手だけに、一騎打ちが予想される武豊騎手との駆け引きにも注目したい。
この馬が挑んでくるのは少し意外だったが、勢いに乗る4歳世代の実力馬サトノクロニクル(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が長距離王に照準を合わせてきた。
昨年末にはチャレンジC(G3)で重賞初制覇を飾り、有馬記念(G1)出走も果たしたサトノクロニクル。結果は9着だったものの、超一流どころに揉まれた経験は今後に活きてくるはずだ。
ただ、期待された昨秋の菊花賞で10着に大敗したことや、2000mのチャレンジCを始め、良績が中距離に集中していることから、今後も2000m前後を中心に使われると思われていたサトノクロニクルだが、どうやらここでもう一度長距離戦の適性を測るようだ。
一見、無謀な挑戦にも思えるが、父はシュヴァルグランやフェイムゲームなど、名ステイヤーを次々と輩出しているハーツクライ。名伯楽・池江泰寿調教師のジャッジがハマる可能性はあるはずだ。
仮に「もしもの一発」があるなら古豪カレンミロティック(セン10歳、栗東・平田修厩舎)の大駆けか。
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