桜花賞(G1)「異変」ラッキーライラックの調整方法が心配? 14年ぶり無敗の桜花賞馬誕生へ「最大不安」石橋脩騎手以上に鍵を握るのは……
「経験がないとはいえ、石橋脩騎手は2012年にビートブラックで天皇賞・春(G1)を勝っていますし、大レースの経験も豊富。すでに中堅に達している騎手です。
当然、大本命馬でG1を迎えるプレッシャーがないわけではないでしょうが、ラッキーライラックとのコンビで、すでに昨年の阪神JFを勝ち、トライアルも勝っていることが大きいですね。今回の桜花賞も同じ舞台で行われるだけに、レースに向かうイメージは出来ていると思いますよ。
ただ気になるのは、その環境ですね……。というのも、石橋騎手は阪神JFを勝って以降、ずっと『負けたら即、乗り替わり』という噂が絶えません。
その影響か、前走のチューリップ賞ではいつになく”勝ちに行く”積極的な競馬をしました。石橋騎手本人も『相手に合わせるのではなく、自分のタイミングで抜け出す競馬ができた』と手応えを感じていたようですが、あの時は10頭立て。18頭のフルゲートで迎えることが予想される本番で同じ競馬ができるのかといえば、どうしても疑問符が残りますね。
石橋騎手が常に『結果』を求められている立場なので、前走はああいった競馬になりましたが、本番で同じようにできるかに疑問が残るとなれば、前哨戦の『内容』としてはいささか不満ですね」(競馬記者)
とはいえ前走のチューリップ賞は、これまで以上に安定感のある競馬。阪神JFで2、3着に退けたマウレアやリリーノーブルといった目下のライバルとの着差はますます広がっており、楽観的には「より死角がなくなった」という見方もできる。
そして、ここまで無敗という戦績が示している通り、ラッキーライラックの「最大の武器」は、その”優等生ぶり”にある。昨年の阪神JFで人気を分け合ったロックディスタウンを鑑みれば、とても同じオルフェーヴル産駒とは思えないほどレースに対して従順だ。すでに専門家からは「だから石橋騎手でも大丈夫」という意見も出ているほどである。
しかし、前出の記者からすれば、このラッキーライラックの「最大の武器」まで失われる可能性があるという。
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