真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.04.05 16:59

スワーヴリチャード「安田記念(G1)」参戦へ……メリット多数も陣営の「不安」はいまだ残る?
編集部
先日の大阪杯(G1)を制したスワーヴリチャード(牡4 栗東・庄野厩舎)の次走が、6月の安田記念(G1)になることがわかった。
スワーヴリチャードは前走、スローペースと見るやM.デムーロの判断で3角で一気に先頭に並びかける。その後はまさに「新横綱」といわんばかりの粘り腰を見せ、2着ペルシアンナイトを3/4差振り切って勝利。着差以上の完勝、あのレースぶりで上がり3位のタイムでは、中団後方の馬はノーチャンスだ。同馬の実力、そしてデムーロ騎手の好判断が光ったレースだった。
今回の圧倒的なレースぶりで「現役最強」を高らかに宣言したスワーヴリチャード。次走は、今回の結果やこれまでの距離実績を考えると、ここから夏のグランプリ・宝塚記念(G1)かと思われたのだが……。
次に陣営が選択したのは「東京マイル」。スワーヴリチャードの東京実績が4戦で「2・2・0・0」と抜群であることを考えればこの選択も理解はできるが……。
「スワーヴリチャードは前々走の金鯱賞もそうでしたが、直線になると馬なりのままスーっと伸びてくる馬。もともとのスピード能力が違うためか、中距離以上だと簡単に先頭に立つ強さがあります。大阪杯では早々に先頭に立ちましたが、これまでより忙しくなるマイル戦でもこの能力は活きるでしょうし、なんといっても東京ですから。
今後種牡馬入りを考えた上でも、マイルG1のタイトルは大きなプラス。ここも必勝態勢でいくでしょうね」(現場記者)
鞍上は現在のところ調整中とのこと。M.デムーロ騎手がペルシアンナイトの先約があったということだろう。宝塚記念への出走はまだ明らかではないが、ローテーションとしては微妙なところか。
ただ、今回の安田記念参戦は「あの不安」がまだ残っている証明ともいえるかもしれない。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA川田将雅10年前の「トラウマ」をダノンザキッドが解放!? 皐月賞(G1)で取り戻す「サイボーグ化」で奪われた満面の笑み
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- エピカリス「出走取消」は陣営の英断ではなかった!? ベルモントS(G1)発走直前に掛かった米国からの「ドクターストップ」に疑問の声
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛