GJ > 競馬ニュース > チェスナットコート挑戦
NEW

天皇賞・春(G1)チェスナットコート挑戦は「無謀」ではない? 「血統」の強さとそのスピード

天皇賞・春(G1)チェスナットコート挑戦は「無謀」ではない? 「血統」の強さとそのスピードの画像1

 彼は無謀なチャレンジャーなのか。前走初めて重賞に挑戦したばかりのチェスナットコートが、今度は天皇賞・春(G1)に出走してくる。

 天皇賞春において過去10年、3着までに来た馬はすべて前走重賞を使っていたが、その中で前々走に条件戦を走っていた馬は一頭もいない。残念ながらこのデータにチェスナットコートは合致してしまうのだが、激走の可能性は本当にないのだろうか。

 チェスナットコートは許波多特別(1000万下)、早春S(1600万下)を連勝して前走日経賞に乗り込んできての2着。初重賞のチャレンジでありながら、レース後蛯名騎手が「このメンバーなら上出来。中山で2着に意味がある」と、次につながるとコメントを出していた。

 春の盾をいくつも獲得してきた男が褒めちぎっていたことには意味があるはず。蛯名騎乗のチェスナットコートが日経賞でどんなレースをしたのか、現場を知る記者が振り返る。

「日経賞は、中団より後方を追走していました。逃げるガンコを向正面でキセキが交わしてハナに立つと全体のスピードが上がりましたが、蛯名の手綱はそのまま。4コーナーでやっと蛯名が気合いのムチを入れて外に追い出します。直線先頭にまたガンコが立つと後続の馬を突き放しに掛かり、チェスナットも追い出しましたが、大外からサクラアンプルールがチェスナットを交わして行ったんで『もうダメだ』と諦めていたんです。そしたらチェスナットの闘志に火がついたのか、サクラを差し返してゴール。2着でしたが、ガンコとの差も3/4差というところまで詰めていて、興奮しましたね。もう少し直線が長ければ、とついつい思ってしまうほどの伸びでしたよ」(現場記者)

天皇賞・春(G1)チェスナットコート挑戦は「無謀」ではない? 「血統」の強さとそのスピードのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛