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NHKマイルC(G1)ギベオンに「大器」の香り? トライアル整備でも結局は……

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「スムーズな競馬でした。展開は遅かったので最後の瞬発力勝負になったのですが、一斉に追い出すとギベオンも中から抜け出していい脚を見せていました。2着でしたが、勝ったブラストワンピースは終始インを通る”経済コース”を走ったので、コースの差が着順に影響したとも言えます。最後バルジューも流していた感じでしたし、1着馬とはそんなに差を感じませんでした。距離は1800mでしたが直線だけのレースなので東京マイルにもつながる良いレースだったと思いますね。」(同記者)

 ギベオンでも勝負になることがわかったが、なぜ、あえて別路線の毎日杯組からピックアップしてきたのだろうか?

「かつてはこの毎日杯をクロフネ、キングカメハメハ、ディープスカイ、ダノンシャンティが勝って、NHKマイルカップに向かい優勝しています。最近毎日杯をステップにする馬が減ってきましたが、昨年はアルアイン、サトノアーサー、キセキが参戦し、一昨年はスマートオーディン、タイセイサミット、三年前はミュゼエイリアン、ダノンリバティ、シュヴァルグラン、四年前はマイネルフロスト、ステファノス、五年前はキズナと、錚々たるメンバーが毎日杯を使い、クラシック路線へ向かっています。レースレベルは低くありません。今年の毎日杯を勝ったブラストワンピースの時計が1分46秒5で昨年のアルアインと同タイム。レースレベルは高いです。ブラストワンピースはダービーに向かうことになりマイルカップを回避しましたが、ダービーでは本命候補の1頭になるほどの大器。そのブラストに0.3秒負けたものの差のないレースをしたことの評価は、とりわけ高いです」(同記者)

 まわりがアーリントン組だの、桜花賞組だの、割れているなら、むしろそこに付け入るチャンスが生まれるということなのか。ふと陣営の名前を確認すると、連対率5割の藤原英昭厩舎の名前が踊って見えた。勝算無くして使うことはあるまい。

「最後にその藤原英厩舎に関してなんですが、このギベオンを毎日杯に使った直後、早々にNHKマイルカップへ向かう事を決めて、すぐM.デムーロ騎手を確保したんだそうです。皐月賞を使う選択肢もまだあったのに、ですよ。たしかに勝算無くして使うことはないと思います。今の藤原英厩舎の勢いには誰も逆らえませんからね。」(同記者)

 大きな競馬界の流れで見ると、ここでギベオンが激走すれば、来年の毎日杯はステップレースとして再認識されレースレベルが上がる。そして、NHKマイルカップのレースレベルもさらに上がっていく。ギベオンが激走すれば何やら面白いことが起きそうである。

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