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東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……

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「南関東クラシックの目玉といえる東京ダービーは、1着賞金が4200万円と中央の重賞に匹敵する高額ということもあって、JRA所属馬にとっても格好のターゲットでした。今回のルール変更は、その動きの抑止力となることは間違いないですが『これで、根本的に問題が解決したのか』というと疑問が残りますね」(競馬記者)

 記者がそう話すのも、例えば昨年の東京ダービーで2着だったキャプテンキングは、南関東クラシックの第1弾となる羽田盃が中央からの移籍初戦だった。つまり「バルダッサーレと非常に近いケース」だったといえる。

 しかし、来年から変更されるルールでは「バルダッサーレ方式」こそ収得賞金0という扱いになるが、「キャプテンキング方式」では収得賞金3500万円(羽田盃1着賞金)となって、堂々東京ダービーに出走できるというわけだ。もっと言えば羽田盃は5着まで東京ダービーの優先出走権が付与されるため、キャプテンキングのように勝つ必要もない。

「今回のルール変更は『南関東クラシックの価値を守る』という目的では、その第一歩ということになるでしょうね。今後、羽田盃や他の主要競走にも同じルールが拡大しなければ、現状ではほとんど効果が見込めないと思います。

しかし、今回の変更でバルダッサーレのような移籍1戦目のケースがアウトになりましたが、仮に来年以降キャプテンキングのような2戦目もアウトにすると、どうしても『じゃあ3戦目は?』という話になります。

例えば、今年の東京ダービーの有力候補プロミストリープは牝馬クラシックからの参戦ですし、南関東クラシックを守る上で『どこで線引きするのか』は今後、非常に難しい問題になるのかもしれません」(同)

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