真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.06.07 16:59

武豊スマートオーディン「完全復活」の走りは可能!? 転厩、ゴタゴタ、長期休養でも素質に疑いなし
編集部
「そのまま休養に入ったスマートオーディンは、年明けた2016年2月に共同通信杯(G3)を使いますが6着に敗れてしまい、少しローテーションが狂います。陣営は皐月賞に向かわずに、毎日杯に出走。上がり最速の32.7秒で勝ち重賞2勝目。ダービーに向かう準備が整いました。しかし、このあとで大川徹オーナーと松田調教師との間で、スマートオーディンの使い方を巡り意見が合わなくなってきます」(同ライター)
松田調教師は、これまで2001年のクロフネから毎日杯、NHKマイルカップ、日本ダービーというローテーションでダービー馬にすることを目指してやってきた。2002年にはタニノギムレットを、2004年にはキングカメハメハをダービー馬にさせており、また2008年には昆貢調教師がまったく同じローテーションでディープスカイをダービー馬にしている。
いつしかこのローテーションは、ファンや関係者の間で”マツクニ•ローテ”と呼ばれるまでになっていた。
だが、オーナーサイドとしては、ダービー馬になれるチャンスがあるのならばあえてリスクに晒したくはないと思うのは至極当然の考え方であり、どちらも正論である。
「結局、オーナーサイドの意向のままに京都新聞杯(G2)を使うことを選択し、 勝って日本ダービーへ向かうことになります。ですが、京都新聞杯の次の日がNHKマイルカップ。メンバーも怖いのはメジャーエンブレムくらいでしたから、スマートオーディンが出ていたら勝っていたかもしれませんね。間隔も京都新聞杯もNHKマイルカップも同じ中2週ですし」(同ライター)
果たして日本ダービーに向かうのだが、ペースが遅くて追い込みが届かなかった。掲示板も外し6着に敗れる。
「ダービー後にスマートオーディンは放牧に出されましたが、今度は秋以降のローテーションを巡り厩舎側とオーナーサイドとの意見が折り合わなくなりました。オーナーサイドは決断し、池江泰寿調教師のところへ打診をして、スマートオーディンを移籍させたということです。
松田調教師はマイルも含めた中距離路線を、オーナーサイドは長距離路線を歩ませたかったんだと思います」(同ライター)
PICK UP
Ranking
17:30更新東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?