真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.06.13 15:02
JRAクラシック候補サートゥルナーリア「札幌2歳S(G3)」参戦へ……デビュー戦で見えた「圧倒的資質」と課題
編集部
前評判の高かったサートゥルナーリア(牡2 栗東•角居勝彦厩舎)が、6/10の阪神競馬場で行われた新馬戦(芝1600m)に出走。見事1.1倍の1番人気に応えて1馬身1/4差で快勝した。スケールの大きさに度肝を抜かれた一戦であった。
新馬戦らしいスローペースで直線だけの勝負。走破時計(1分37秒2)はたいしたことがないが、数字以上の強さを見せた。
「ずっと最内を走り、4角4番手を進んで直線。M.デムーロ騎手が手綱をしごきながら、ゴーサインを出してもサートゥルナーリア の闘志に火がつかず、10回くらいのゴーサインでやっとスイッチが入り、そのあとはM.デムーロ騎手も追わずに手綱は持ったまま。ムチは使わず完勝でした。直線ズブい感じを見せたのは、前の進路が取れていなかったのもあり、また、馬が慌ててないというか、『この辺から行けば間に合うでしょ』と手を抜いていたようにも見えて、次が楽しみになりましたね」(現場記者)
サートゥルナーリアの父は、今年のクラシックロードを席捲したロードカナロア。母は、エピファネイア、リオンディーズを世に送ったシーザリオ。素材は一級品で、まさに将来を期待させる走りだった。
「タイムが悪かったこともあって、一部でこのレースを『平凡なレース』と評する人もいます。しかし、その判断は少し違うと思います。新馬戦でスローの時、見るべきは折り合いで、掛かるかどうかです。サートゥルナーリアは、ゲートも良く、好スタート。馬の行く気に任せてハナを切る形に。途中、ウォーターエデンが先頭に立ちましたが、道中かかることがなく、ずっとスムーズでした。
今回のレースだけで100の判断をするのは早計だと思いますが、かなりレースセンスは高いと見ますね」(同 記者)
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
- 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
- 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
- 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場
- 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後