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2018.06.19 11:29
宝塚記念(G1)サトノダイヤモンド「池江の泣き」は復活のサイン!? 奇跡の大逆転へ「怪物」オルフェーヴルが起こした奇跡
編集部
2週前の追い切りでは「菊花賞や有馬記念を勝ったころにはほど遠い」と酷評され、1週前追い切りこそ「先週よりは良くなっている」とジャッジされたが、一方で「欲をいえば菊花賞や有馬記念を勝った時に戻ってほしいが、日数的にも厳しい」と”泣き”が入る始末……最終追い切りが残っているとはいえ、楽観視できる状況でないことは明らかだ。
ただ、この状況は厩舎の大先輩オルフェーヴルが、かつて迎えた窮地によく似ている。
2012年の宝塚記念。前年の三冠馬オルフェーヴルは、不振のど真ん中にいた。クラシックを制圧し、年末の有馬記念も優勝。先述した通りサトノダイヤモンドと同じく、3歳馬にして歴代最強馬の領域に達する”切符”を所持していた。
ところが始動戦の阪神大賞典(G2)では単勝1.1倍に支持されながらも、3、4コーナーで逸走するまさかの暴走。2着に敗れると、1.3倍に推された天皇賞・春(G1)では後方から何もできずに11着に大敗した。
そんな中で迎えた宝塚記念、立て直しのため放牧に出されたオルフェーヴルの様子を見に行った池添謙一騎手だったが、「宝塚記念に使えないのではないか」と感じるほど状態は悪かったという。
帰厩後も状態は上向かず、2週前の追い切りで池江調教師は「息遣いが荒く、中身ができてない。正直時間が欲しい」、1週前追い切りでも「上がり運動でのトモの踏み込みに満足できない」とグランプリ出走を明言できないほど追い込まれていた。
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