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JRA「超大穴騎手」が復活の兆し……絶望の底から這い上がってきた男の「苦難の道」

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 今、嘉藤貴行騎手に静かな注目が集まっている。

 昨年3勝しかできずドン底に落ちた男が、今年すでに6勝を挙げて這い上がってきた。しかも、社台グループの馬には乗っていない状況で奮闘している。

「先週は新馬戦で人気薄ラインカリーナを1着に持ってきました。本来騎乗しようとしていた馬が除外になったんですが、出走することになったラインカリーナに嘉藤騎手が騎乗できることになったんです。本人が『ラッキーだった』と語っていたように、”棚ボタ”的な騎乗ではありましたが、きっちり結果を出すことは並みのことではありません。ましてや人気薄の馬ですし。12番人気だった単勝は8,940円もついて、2、3着に1番人気、2番人気が入ったのに三連単は187,840円と高配当でした」(現場記者)

 嘉藤騎手と聞いて高額配当を思い出す競馬ファンも多い。2012年8月の新潟競馬場で、これもまた新馬戦、14番人気のミナレットに騎乗し見事1着。単勝は12,190円。2着が12番人気、10番人気の馬が同着で、一方の三連単29,832,950円は、いまでも公営競技での三連単最高払戻額となっている。

 嘉藤騎手は、2000年3月にデビューし今年で19年目、36歳。1年目には19勝をあげ、4年連続二桁勝利と力をつけていったが、減量の特典が無くなった途端に勝ち星が激減。5年目5勝、6年目2勝、7年目2勝と以後ずっと一桁が続いていった。

 減量で乗れていた時代は年間300鞍ほど乗っていた騎乗機会も減量が取れてからは年間100〜150鞍前後と減少。ついには2010年は年間1勝しか挙げられず、騎乗機会も100回を割ってしまった(97鞍)。

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